ペア・ルック

秋の新色の毛糸が出るのを待っていたのは、ワンちゃんのセーターとおそろいの小物を作って、ペア・ルックを楽しめえるようにしたいと思ったからです。

*MOKO*の一押しアイテムは、バルキィーなアラン編みのネックウォーマーです。ニットの帽子も外歩きファッションを演出できます。毛糸と編み方が同じものに 「すすき」とか「森かげ」のようにシリーズ名を付けて ペア・ルックを選びやすいようにしたいと思っています。

セーターのサイズ表示

サイズが合っていてこそ 着やすいのですから、ちょうどいいサイズを選んでいただけることが大切だと考えます。 でも、毛糸のセーターは ちょっと引っ張れば伸びるので、同じセーターでも測り方で寸法が変わってしまいます。S,XSとワンちゃんの大きさにそったアバウトな表示にします。胴回りをあわせると 首回りがきついワンちゃん、首回りがゆるくて服が脱げてしまうワンちゃん、体型によって 首回りと胴回りのバランスはさまざまなので、首回り、胴回りのサイズの組み合わせを いろいろ作りたいと思います。たとえば首はXSで胴はSのセーターも作ろうと思っています。

サイズや色の注文にそったオーダーメイドもできるようにしたいと考えています。

毛糸選び

編み物の仕上がりは 毛糸に大きく左右されます。色も風合いも毛糸で決まるのですから。

アクリル毛糸は軽くて色鮮やかですが、100%ウールにこだわりました。色もシックにオシャレを目指しました。でも、毛糸を求め始めたのは夏で、サマーヤーンはあるものの毛糸は品薄でした。秋冬の毛糸が出るのを待っていました。毛糸屋さんに行っては、がっかりしていましたが、ようやく この秋の流行色も取り入れて、今 楽しく編んでいます。

一番よく使う毛糸の洗濯テストもしてみました。オシャレ着洗剤を使って洗濯機のソフト洗いを5回繰り返してみました。少し硬くなっているのは、気に入って ひとシーズン何度も洗って着たウールのセーターと同じ感触です。

散歩の足取りも軽く

アールが軽やかな足取りで歩くのは、久しぶりです。

元気なく咳も気になって獣医に連れて行ったのは、昨年のクリスマス過ぎでした。血液検査で肝臓がひどく悪く白血球も少なすぎ、レントゲンでは肝臓だけでなく肺にも影がありました。癌検査装置の整った専門医を紹介されました。確実に治してやれるかどうか分からないのに、検査で消耗してしまうことを恐れました。病院や検査を強要するより、 痛いところをそっと撫ぜて 一緒にいる時間を大切にしたいと思いました。

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アールはEarl

白くて、大きくておっとりしているので伯爵(Earl)?!

7歳のグレートピレニーズの男の子です。

暑いのは大の苦手、この夏を乗り切れるか心配しました。でも、何とか暑さの峠を乗り越えてくれました。食欲も出てきたようです。

犬のセ−ターを編む

はじまりは、ちょっと寒がりなチワワに手編みセーターがほしいという、高校来の友だちからの電話でした。うちの子・アールは グレート・ピレニーズ、チワワのサイズは見当もつきません。見本のセーターを借りて作ったものの、大き過ぎました。

着やすいセーターが作りたくて、首周り 胴回り 足の太さ 前足の間隔など、細かく採寸してもらいました。採寸どおりに作っても着心地のいいものにはなりませんでした。試しに アールのセーターも編んでみました。肩の骨組みや前足のつき方を確かめて、これならば……と思ったのに、窮屈なところがまだありました。毛が深く、カラーはライオンの鬣のように厚いアールでは、首から肩のラインが見えなかったのです。

やっと 形もできました。ひと針ひと針、手間をかけるのですから、毛糸も吟味しておしゃれなセーターにしたいと思っています。