10歳の誕生日

img_1277夜来の風の音が止んで、ぐっと冷え込んだ朝、神戸にも雪が積もっていました。
アールを洗うには寒すぎるかしら・・・・・・と思っていたら、窓いっぱいの日差しに部屋も暖かくなってきたました。
アールは、結構風呂好きのようで、「そろそろ洗って」といわんばかりに風呂場を覗き込んだりします。 座り込んでしまうと後足が洗いにくいのですが、おとなしく洗わせてくれ、湯船にゆっくり浸かります。 お風呂から上がると、まるでエステ気分でゴロンとくつろぐアールを12枚のバスタオルと2本のドライヤーで乾かします。 これが重労働! 寒い時には、クールダウンせずに温風で乾かし続けられるので、ちょっと助かります。
「真っ白になったね。」 ほっとして、ふと気付いたら、アールの誕生日でした。
「ちょっと具合悪くなると、全体に調子を崩してしまいますね。」と獣医さんにも言われるアール。 悪い所を数えたら、片手では足りないでしょう。 やっと10歳になりました。 これからも、アールのペースで仲良く暮らしましょう!

久しぶりの散歩

寒い日が続いていますが、アールはだいぶ元気になってきました。 一時は弱って、自分では立ち上がれなくなってしまったのですが、腰を支えると立つようになりました。 一日中同じ場所で、ゴロンと寝ていたのですが、元気を取り戻すとともに、人間に合わせて、場所を移動するようになりました。
慢性気管支炎には、冷たくて乾いた空気がよくない、と聞いたので、お昼の一番暖かい時間に散歩に連れ出してみました。 ちょっとだけ歩いてくるつもりだったのに、なじみの公園まで行くと頑固に進み続けました。 躓いたり、座り込んで休んだりしながらも、無事にひと回りしました。 戸外の散歩は20日ぶりでした。
「いつまでも元気に、自分の足で歩き続けなさい。」アールに言い聞かせた、私の願いです。
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2009年もよろしく。

秋から初冬にかけてお腹の調子もよく、私の好きな畑の中の神社までの散歩道を歩くようになっていました。 でも、暖かい時間なのに、頑固モードで散歩を拒否する日が数日続いたあと、朝から嘔吐が続きました。 子犬の頃から、朝起きぬけに胃液を吐くことはよくあったのですが、一日中嘔吐が止まらないので、病院に連れていって点滴を受けました。 3年前、体調を崩して病院通いが始まったのと同じ、12月27日でした。
一段落すると、嘔吐は激しく咳き込んだためと分かりましたが、食欲も落ち、体力も消耗してきました。
咳が気になって、スチーム吸入を始めていたのですが、慢性気管支炎は進行していたようです。
アールは、お腹も弱いので、これ以上内服薬を増やしたくないと、吸入薬で治療することになりました。 アールの口に合う吸入器はないので、病院に通って吸入することを勧められました。 でも、半日病院に預けると、アールは消耗してしまうので、吸入の効果はあっても体力が不安です。 そこで、家でも吸入できるように、オリジナル吸入器を工夫して作りました。
心配しましたが、アールは少しずつ元気を取り戻してくれています。 お腹の調子も崩してしまったので、むかし老獣医さんに「生肉が一番」と言われたのを思い出して、マグロの切り落としなどを食べさせています。
お正月、遊びにきたしょうまくんは、吸入の先輩です。 アールをそっとそっと撫ぜるしょうまくんの手が止まるまで、大人たちは小さな手の動きの優しさに見とれていました。