『SHETLAND』より「MOUSA」

Marie Wallinさんのフェアアイルニットの本を入手しました。

表紙に選ばれているのが、この「MOUSA」。

Mousaとは、シェットランド諸島に属す無人島の名前のようです。

ゆったりと肩から腰まで包むスタイルが着やすそうなので編んでみようと思いました。

裾はスリットになっているので、スリット部分の縁編はどうなっているのかなぁ、と思いつつ英文の編み方説明に挑戦しました。

日本の編み物の本のように編み図記号は使われないのは知っていましたが、省略された表記が多いのに戸惑いました。例えば、表編みはK裏編みはP編み目はstという具合です。そして、編み図がないので編み方が丁寧に説明されています。一つの記号で示されるのに慣れているので、3行にわたって説明されている3目一度は、難解で苦戦しました。でも、3目一度を使って直角に縁編を作ってしまうことが分かって、「目からうろこ」の気分でした。そして、Marie Wallinさんの美しく編み上げる工夫に感心しました。

肩の引き返し編みや襟ぐりの説明も日本の編み図に慣れた感覚では戸惑いました。前後の身頃を別に編んでから綴じ合わせるように説明されているのに、輪編にしたこともあって、何度も編みなおすことになりました。

ちょっとハードルが高かったのですが、挑戦できたのが楽しく、この本を制覇したいと意欲を燃やしています。