アールのこだわり

朝の散歩の時間が遅くなると、集団登校の時間になります。通学路を避けるのですが、小学生の列に出会うこともあります。「わっ かわいい」と声をかけてもらうのもうれしいのか、アールは列が通り過ぎるまで じっくり座り込んで待っています。そんなに時間をかけたくない私との ちょっとした攻防になります。

家の近くの横断歩道には黄色い旗を持ったお母さんが二人立ちます。帰りが少し遅くなって、横断歩道の向こうの集合場所には子供たちが集まりはじめていたので、すこし先で道路を渡ろうとしたのですが、「いつもここで渡るでしょ」とアール。子供の集団の中に入りたくなかったので、リードを引いたら座り込んで抵抗して、引っ張っても押しても動きません。子供たちとお母さんに笑われて、飼い主の威厳もなく「すみません」と横断歩道を渡らせてもらいました。アールも私の足元にぴったり寄り添って「だって おうちに帰るのはこの道なのだもの」と言いたげに、下を向いて足早についてきました。

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