シェットランド・レースのショール

IMG_0268昨年夏、『毛糸だま』に載っていたシェットランド・レースのショールに憧れて、1plyのレース糸で編んでみたのですが、繊細すぎて雑踏に暮らす私にはふさわしくないと思って途中で諦めました。
今回は、2plyのレース糸で挑戦しました。
厚地になったので、すこし肌寒さを覚える時期に重宝するのではないかと思います。
シェットランドレースの編み方は、編み始めの作り目と、編み終わりのトジやハギががほとんどなく、一本の糸を続けて編むところがとても美しいと思います。
このショールも、肩の部分の三角形のガーター編みの頂点から編み始めて、ガーター編みを終ったところで編み針に糸を残したまま、三角形の残りの2辺から目を拾って、藤編を続けます。藤編みの編み終わりも編み針に残したままです。たての部分からも目を拾って、編み針の糸を一目ずつ拾いながら、ぐるりと縁編みで一周して、縁編みの編み始めと編み終わりをメリアス接ぎにしています。
月日を重ねるなかで、こういう編み方になっていったのだと思うのですが、美しいほど合理的で、シェットランドの人々の深い知恵を感じました。
透かし編みは苦手なので、縁編みでは、編み方に慣れるまで、途中で休むとどこまで編んだか分からなくなってしまい、山の形が所々乱れてしまいましたが、これも手編みの趣かと、このまま使うことにします。

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