Marie Wallinさんの作品を気に入った方が、ご自身の好みに合わせて、『SHETLAND』に掲載されている2つの作品を取り合わせてベストにする注文をくださいました。形は着慣れたお好みの寸法にしました。
本に掲載されている編地を参考にして、配色を変えたり自分好みの形にすることはよくあるのですが、2つのデザインを合体するのは意表を突く発想で、初めての経験でした。
着てくださる方が、どんなものが欲しいかイメージをしっかり伝えてくださると、編み物に染まりきっている身には、目からうろこの思いもあり、世界が広がるような気がします。


プレゼント用に紳士用のベストを編むことになりました。彼の母校にちなんでえんじ色のベストという希望です。
サイズにしました。ボタンは襟や前立ての赤に合わせて、あらかじめ7個用意してありました。
冬の日差しの中、猛暑の夏には花をつけるのを一休みしていた夏の花が、けなげに花をつけています。屋根には真っ白に霜が降りる時季なのに、まだ蕾もあって、いつまで咲き続けるのでしょう。
通販サイトを利用するのは若い世代が多いから、若い人に向くものを出品する方がいい、という意見があったので、街でよく見かけるガウチョパンツや長めのスカートを意識して、カーディガンを編んでみました。

100色の毛糸は私の贅沢でした。だから、残っている毛糸を思う存分楽しんでいます。楽しむというより、勉強させてもらっています。
長年レッグウォーマーを愛用している友人に使いやすいレッグウォーマーのサイズを教えてもらいました。レッグウォーマーは安眠グッズとして欠かせない、ということなので、ベッドの中でも脱げないような編み方を試作しました。もちろん、100色の毛糸を使い切るカラフルなレッグウォーマーです。
100色のリッチモア・パーセントを使ってレッグウォーマーを編んでいます。
並太毛糸の編み込み模様のレッグウォーマーはクシュクシュとしわにはならないでしょうが、長さはどのくらいがいいのか、ひざ下のゴム編の長さはどのくらいが履きやすいのでしょうか。ゴム編を十分長くするには、一玉以上残っている色を使わなくてはならなくなります。
秋から冬にかけて、毛糸が恋しくなる時季には「こんなフェアアイルニットが欲しい」というご希望をいただくこともあって、編地や形を工夫することが多いのですが、この季節には編んでみたいものを編むことが多くなります。この春は「ゆったりフィット」を3枚編みました。
この編地は、Marie Wallinさんが「オークニー諸島を彷彿させるデザイン」として数年前に発表され、『SHETLAND』に「UNST」と名付けたカーディガンとして掲載されています。