フェアアイルニットを編む

初めて、毛糸を編んだのは10歳の頃だったと思います。
編み物の中でも、毛糸の棒針編みが好きですが、ここ数年フェアアイルニットにはまっています。
なぜ、こんなにフェアアイルニットなのか。
まず、毛糸の色をえらび並べることが楽しい。
そして、幾何学模様の組み合わせを編みこむ、シンプルな対象図形の繰り返しの規則的なリズムが楽しい。・・・ひと目でも間違えると模様が崩れるので、きれいな模様が続いている限りミスなく編めていると安心できるのです。ふふふ、たしかな正解なんて世間では通用しにくいのは分かっているから、編み物の世界にはまるのかなぁ。

『風工房のフェアアイルニット』には細い毛糸(マイルドラナ)でベストが作られているパターンを太い毛糸(パーセント)でジャケットに編むことにしました。
ゲージも形も本とはまるで違うので、編み図から作ります。昔なら方眼紙にパターンを移し書いていたのでしょうが、カラーコピーを活用しました。カラフルに色分けしてあるのは分かりやすい反面、昼の日差しの中でなくては色を見分けられないことがあるので、毛糸の色番を付記しておきます。

スヌードの編み方

ハマナカ・ソノモノ、アルパカウール#48(グレーと白の混じり糸)を6玉使いました。
緩めに編む方がしなやかさが出るので、15号針を使いました。
編み始めは別糸の鎖を50目拾います。(裏1目・表6目を7回繰り返し、裏1目で終わる)
4段と12段間隔の6目の縄編みを1目の裏編みを挟んで8段ずらして交互に繰り返します。
145cmを目安に好みの長さまで編みます。
編み始めの作り目の鎖をほどきながら編み針に取り、編み終わりとメリヤスはぎしてでき上がりです。

ボレロの編み方

使用糸: リッチモア シルクコットン(20 シルバーグレー)6玉

用具: 6号2本棒針、6号輪編み針(80㎝)、5号かぎ編み針

編み方:

  1. 編み始めは、別糸鎖から87目拾う。 編み図を参照して260段編む。(一段5模様で21模様繰り返し。) およそ42㎝x82㎝の長方形になる。
  2. 袖口は2目一度を42回して45目にして、二目のねじりゴム編みを25段編み二目ゴム編み止めにする。 反対側の袖口も別糸から6号針に目を拾って、同様にする。
  3. 左右それぞれ、袖口から25㎝すくいとじして袖にする。
  4. 袖下から、裾側・衿側それぞれ124目ずつ輪編み針にとって(4段から3目拾う)二目のねじりゴム編みを20段編む。
  5. 縁編みは、5号鈎針でゴム編みの二目を一度に引き抜き編みして「鎖三して次のゴム編みの二目を一度に引き抜き編みする」、「 」をくりかえしてひと回りしたら、始めの目に引き抜きとめる。