コトリを撮るのは難しい。

昨日の朝、ウグイスの声を聞きました。初鳴きにしては上手で、よくさえずり続けていました。
見に行ったら逃げてしまう、としばらく耳を傾けていたのですが、すぐそばで、ずっと鳴いているので我慢できなくなって、カメラを構えてそっとそっとドアを開けました。
気づかれないはずないですよね。
目の前のツツジの下から飛び去っていきました。驚かすんじゃなかった!「安心してさえずっていられる場所」と思ってくれたら、また、たくさん鳴き声を聞けるかもしれないのに。
今日は、スーパーの帰りに街路樹の枯れ枝でさえずっているコトリを見つけました。スズメよりも小さいけれど、カワラヒワでもメジロでもウグイスでもなく、たった一羽でさえずり続けていました。携帯ではうまく写真を撮れるわけもなく見上げていると、金網越しの草地に下りて、また鳴いていました。
家に帰って、野鳥の本を繰ったのですが、見つかりませんでした。あんなによく鳴いていたのに鳴き声もうまく表現できません。迷った幼鳥だったのでしょうか。

ボレロ風カーディガン

風工房さんの『フェアアイルニット』の本にあったナチュラル系の配色のデザインを参考にしました。
わたしは、シンプルに輪編みにするのが好きなので、こんな形になりました。
グレー系、茶系の濃淡に金茶、ミントグリーンがアクセントになっている図案です。本に載っている図案は4パタ-ンですが、裄丈に合わせるために2パターン補足しました。
被災地の復興、不足する電力、ながく厳しい時間を地に足を着け平常心で耐え抜けますように。

心乱れて

もう少しで仕上げに入るところですのに、いつになく間違えることが多く、毛糸も中途半端に切ってしまいました。使いにくくなった毛糸を集めて毛糸まち針のピンクッションにしました。
信じられないような惨状、幼い子どもたちも無残な情景を見てしまったことに心を痛める涙、家族を案じ想う人々。
希望の光が闇にうちかちますように。
目に耳に入る情報を切り、レクイエムに耳を傾けて編みかけのカーディガンを手に取ろうと思います。

ハコベ

お正月には七草粥の素材として数百円のパックに添えられていますから、食べられる植物だということは知っていても、ハコベを食べようと思ったことはありませんでした。
京都大原の古民家での「手づくり」の暮らしを紹介している「猫のしっぽ、カエルの手」という番組で、ベニシアさんは摘んできたハコベを刻んで、パセリ、スモークサーモンなどと一緒に豆腐と混ぜてディップにしていました。
やわらかくみずみずしいハコベが庭にもたくさん生えてきました。ベニシアさんの真似をしてディップにしてみました。
ハコベの香りは、気づかないほどほのかでした。
春をいただきました。

クリスマスローズ

昨日、芦屋に行きました。
北に六甲山、南は海、春の日差しがほんのり暖かでした。
彼岸桜も咲いていて、クリスマスローズ、きんぎょ草、マーガレットが花盛りでした。
家のクリスマスローズは、まだ咲ききっていません。朝晩の冷え込みが芦屋よりもきついのでしょうね。

やっと編みあがりました。

風工房さんは、『フェアアイルニット』の本の中で、「シェットランド博物館の展示で一番印象に残ったのは、紺、赤、生成り、黄、茶色などの組み合わせです。」と解説されています。
はじめは見過ごしていたのですが、何度も本を繰るうちに「一度編んでみたい」と思うようになったのが、このセーターです。
「生成り」として白っぽく見えるところも、生成り、薄黄色、クリーム色のグラデーションになっていて、紺も赤も濃淡を使い分けられているから、この深みが出ているように感じます。
肩と模様が合うように、袖口の編みこみ模様が追加されているのには感心しました。
本のとおりに編んだら袖が細めで、「わたしの右手はちょっとごついのかな」と左右の手を見比べてしまいました。
そうそう、所要量38gと書かれていた色が40g巻き一玉では足りなくなりました。編みあがりは、本の表示サイズよりけっして大きくはありません。
フェアアイルニットは、一世紀前にイギリスの皇太子がゴルフウェアに愛用して広まったとのこと、彼とゴルフを楽しむCさんに着てもらうのもいいかしら。

ユリの芽

昨春は、食いしん坊の何者かに襲われて、植えたはずのユリの半分以上が犠牲になりました。
秋に掘り起こしてみたら、育っていた球根がほろほろと壊れてしまいました。
球根と新芽を食べた犯人は分からないままです。
ローズマリーはネキリムシを遠ざけると聞いて移植してみたのですが、今回もうまく根付いていないようです。ハーブの匂いで芋などの作物のありかをカモフラージュして被害を防ぐという話を耳にして、だしがらのコーヒーを撒いてみました。効果があったのか、ユリの芽は今のところ無傷です。
ここには、しょうまくんちのチンチラウサギのウサとネズが眠っています。