編み物

編み物がブームになったいる、と聞いて「私にとっての編み物って?」と考えてみました。

編むといいうのは、単純な手の動きをミスなく繰り返す作業なので、雑念なく集中しているようで、深刻にならず穏やかに続けられます。テレビドラマを聞き流しながら、時々画面に視線をやって目を休めます。真夏でもエアコンのお世話になりながら、毎日4時間くらい編んでいます。

ただ、一人で編んでいるのが好きです。

毛足の長い毛糸、ふわっと編みあがる毛糸、色とりどりの毛糸、いろいろな毛糸と出会い、編み物は毛糸への恋心に近い、とも感じます。

シェトランドの厳しい気候の中で育まれた羊からいただく毛糸に出会って、フェアアイルニットにはまりました。手間を惜しまず丁寧に編み続けたいと思っております。

毛糸がたくさん

国際航空便で毛糸が届きました。

シェトランドの冬が明け、子羊が生まれ、羊の毛刈りから毛糸になるまで、短い夏は忙しいときになるようです。ほしい毛糸が届きにくい時期でもあります。

あらかじめ、毛糸を注文しておくことにしました。セーター3枚、チュニック3枚を計画して注文した毛糸が届きました。

秋まで、心おきなく編めます。

作品集2を作りました

「毛糸だま」の編み込み模様から、毛糸店に並べられた100色の毛糸に魅せられて、編み込みを楽しむようになってから20~30年になりそうです。

シェトランドの羊の毛を紡いだ毛糸で編んだフェアアイルニットの優しい色合いと温かさを知り、また、日本の毛糸は流行によって年々変化してしまうのに、ジェミーソンズのシェットランドヤーンは、新しい色が増えてもいつまでも同じ色の毛糸があるのがうれしくて、フェアアイルニットにはまりました。

軽くて暖かいフェアアイルニットのチュニックを気に入ってくれた友人の助けもあって、編み続けてきました。

自分なりの工夫を加えて編んだもので写真に残っているものを作品集としてまとめてみました。

フェアアイルのベスト

久しぶりにベストを編みました。Marie Wallinさんデザインの帽子をアレンジしたものです。

Marie Wallinさんのデザインの空気感は独特で、何枚も作品を編んでみましたが、編地を生かして形を変えることはできても、配色や模様の組み合わせをアレンジすることには手が出ませんでした。帽子は側面と天頂部分との組み合わせでバランスが取れているようで、形を変えることも困難に思えます。

主な模様はそのままで、模様と模様の切り替え部を工夫して、ベストにしてみました。

フェアアイルの赤いせーター

キャンプファイヤーの焚火に映える赤をイメージしたデザインです。ご好評をいただいて、ベストやセーターを何枚か編んでいます。

胸囲、着丈、袖丈と、サイズの組み合わせが多様なセーターを編むときは、どのくらいのサイズがいいのか、いつも迷います。着慣れている自分のサイズが一番編みやすいのですが、すらりと一回り大きい方が増えているようで、大きめのサイズを心掛けることも多くなりました。このセーターは、着丈と袖丈を長めにしてみました。

写真が整ったらiichiに出品したいと思っています。

フェアアイルのレッグウォーマー

筒状にくるくる編むのは、ちょっと手間取るのですが、手放せない防寒グッズとして、何枚も編みました。

これは、お世話になっている方に使っていただきたくて編み始めたのですが、もう少し、というところで一色足りなくなった毛糸があって、追加の注文が届くのを待って、やっと完成した一足です。

昼間も寝るときにも、私は一日中愛用しています。

フェアアイルの帽子

Marie Wallinさんデザインの帽子を手持ちの毛糸を使ってアレンジして編みました。

このデザインの帽子は4枚目ですが、頭頂部は、編み目を減らしながら模様を作るので、イメージしにくく手間取ってしまいます。

 

フェアアイルのカーディガン

オリジナルの編地でカーディガンを編んでみました。

好みの色と図柄を選んび、組み合わせを考え、ジャケット代わりに着たいと思って、襟ぐりや裾のゴム編みはやめて、オープンファスナーにして、何年も愛用しています。

今回、普通に前ボタンのカーディガンにした方が使い勝手が良さそうに思い、えんじ色のボタンを8個つけて、襟ぐり、袖口、裾それぞれゴム編みにしてみました。

フェアアイルのチュニック

Marie Wallinさんの本の表紙になっていて、Wallinさんのデザインの虜になった最初のチュニックです。編み方記号を使わず略号と英文で説明されているので、苦労して編みました。試行錯誤を繰り返した初めの一着を今も愛用しています。友だちも気に入ってくれて、何枚も編みました。

編み方は自分なりに工夫を重ね、もう一枚編みたくなったので、写真が整ったらiichiに出品したいと思っています。