シジュウカラをみつけて

ツィー ツィー と、シジュウカラのよく通る声が聞こえるので、周りの木々の梢を見上げて、鳥の姿を探しながら歩いていました。

とつぜん、アールがドタッとひっくり返って、転んでいました。 4本も足があるのに、転んでしまったのです。 アールを見ずに、上ばかり見て歩いているから注意を引こうとして転ぶほど、器用な子ではないので、 ほんとに躓いてしまったのだと思います。 ゆるい下り坂でしたが、大きな石があったわけでもなく、なぜ転んでしまったのか分かりません。 でも、見事にもんどりうって転んで、鼻の頭をすりむいていました。 可笑しいのが半分、心配なのが半分。 擦りむいたのは鼻の頭だけで、足腰に異常はなくすぐに立ち上がりました。 擦りむいた鼻の頭は血がにじんで目立ちます。 すれ違う人が「どうしたの?」と声をかけてくださるたびに、ドジな顛末を説明しなくてはなりませんでした。

春の気配

朝からの雨は止みそうになく、午後の散歩はお休みです。 「行かなくてもいいの?」ときいても、アールは長々と寝そべったまま。 怠けているから、夕方のえさは少な目よ。

冷たい雨なのに、メジロのおしゃべりはにぎやかで、ヒヨドリの声には張りがあります。 春の気配なのか、小鳥たちが忙しそうです。

このまえ梅園に行ったときも、ジョウビタキが忙しそうに 梅の小枝から枯れ草の地面に舞い降りては また小枝に 舞い戻っていました。

流行のファー帽子

毛並みに沿ってするりと滑る ファー・ヤーン。 上等な毛皮は 細いビンの口をするっと落ちるそうですね、ベルベットのファー・ヤーンもするする滑ります。 ベルベットの毛足の長い糸で編んだ帽子は、アフロヘアーのようなボリュームになりました。

私が もうちょっと若くて、もっと背が高かったら、颯爽と被って歩きたいこの帽子、*MOKO*ショップ、シリーズ「エトセトラ」で販売しています。

庭でお昼寝

風のない穏やかな朝、アールとゆっくり歩いてきました。

スズメ、メジロ、セキレイ、ジョウビタキ、モズ 家の周りでも小鳥たちが戯れていました。 そろそろパートナーを探す頃なのでしょうか。

赤い実が残っている千両の木をみつけたヒヨドリが集まって最後の実まで食べつくす勢いでした。

畑には、ツグミ、ケリ、スズメ、アオサギ。 土が温められれば ごちそうの虫たちも捕まえやすいのでしょうか。

やさしい日差しに みんなほっとしているように見えました。

ひと回りしたアールは、庭でお昼寝です。

コガモに会いに行こうよ。

今年は、神戸(といってもここは西の端ですが)にもよく雪が降ります。 寒い朝は、アールは毛布を被ったままで なかなか起きてきません。 無理に起こしても、冷たい風の刺激で のどを変に鳴らすので、 「お日様と仲良し」の のんきな毎日です。

それでも、午後の散歩は気まぐれに思わぬ遠出になることもあります。 「散歩は飼い主に従わせる」のが正しい飼い方なのでしょうが、犬の体調に合わせた、出たとこ勝負の気まぐれ散歩の毎日です。

アールが元気な頃には、双眼鏡を持って 公園のため池の鳥たち観ていたのですが、このところしばらく 水鳥たちに会いに行っていません。

ふわふわアールになりました。

アールに甲状腺の薬を処方して、腹痛も治してくださった獣医さんに 2ヶ月ぶりに会いに行きました。 ふわふわになったアールに、「まるで別人!」と驚き、喜んでくださいました。真皮炎が一番ひどかった背中には まだ かさぶたが残っていて、血が滲むこともあるのですが、新しい毛がぎっしり生えてきました。

朝から降っていた雨が止んだので散歩に出たら、植木の手入れをしていた小父さんに「白熊だな」と声をかけられました。 「白熊」と呼ばれるのも 久しぶりです。

雨上がりには、みんななんだか明るくなるのですね。 小鳥たちも忙しそうでした。 黒い翼に白い斑点がくっきりと浮き立つ ジョウビタキのオレンジ色を枯れ草色の公園で何度も見かけたのですが、カメラを向けるたびに ツツッと2〜3m飛び去り、私には写せませんでした。

冬のため池

日が差していると思ったら、急に暗くなって時雨れる気まぐれなお天気が続いています。 池の水も冷たそう。 でも、水鳥たちでにぎわっています。 カイツブリ、コガモ、ヒドリガモ、マガモ、ばたばた重そうでなかなか飛び立てない鵜、名前のせいかずるそうに見えるサギたち。

静かに、あまりにも無防備にたたずんでいたので見過ごしそうになったのは、ゴイサギの幼鳥でした。

カウチンセーター考

最近のテレビに カウチン風セーターがよく出ますね。 月9のドラマで香取慎吾の「お花屋さん」も着ていました。

ホームページの表紙にカウチンセーターのペアルックの写真を使っている*MOKO*としては、カウチンセーターの流行は大歓迎です。 でも、いまどきのカウチン風セーターは、*MOKO*が作る トラディショナル・カウチンとはちょっと趣が違うような・・・・・・

昔ながらのカナディアンカウチンの大胆な図柄に比べると、最近のカウチン風セーターは、細い糸で編まれ模様も細かくなっています。暖房の行き届いた現代生活の中で、モノトーンのカナディアンカウチンのパターンをデザインに生かしたのが いまどきのカウチン風セーターなのでしょうね。

流行に合わせたほうがいいのでしょうか。

厳しい自然の中で生まれた 生活の知恵と祈りに培われてきたものを 簡単には切り捨てられないような気がします。 よりの甘い太い糸できつく編んだ 重いけれど冷たい風からしっかり守ってくれるカウチンセーターは、今でもオシャレなコートになると思うのです。