気になる色なのか、最近の流行色なのか、紫色が目につきます。
すみれ色、ぶどうの色、ワインの赤、藤の色、ムラサキシキブの実の色・・・
色の組み合わせは、とても難しくて、迷い始めると果てしなく迷路が続きます。
同じ図案で、地色を3色変えて、試してみました。アクセントになる色はほしいけれど、目立ちすぎると邪魔になるような気がします。「どんな風にしたいのだったかなぁ」と、頼りなく迷いました。
まだ、フェアアイルニットに夢中です。
ハブソウ
センダン草
この辺りの道ばたに、うんざりするほど生えているのがセンダン草です。
よく晴れた乾いた日に、マツボックリが大きく開くように、センダン草の種もかすかな風や振動で飛び散ります。そして、一本一本に分かれ、棘となって体中アールの毛にくっつくのです。
毛に紛れ込んだときの痛さは、オナモミに勝り、さっと触れたときにくっつく数はイノコズチに勝ると思います。
この時期には、なるべくセンダン草の少ない道を選んで散歩することにしていました。でも、どこにでも生えているので、アールは「トゲ、トゲ」という言葉を覚えました。だって「トゲ、トゲ」という警告を無視してセンダン草に突っ込んだら、ちくちく痛いだけでなく、「アールったらもう!!」とひどく不機嫌に文句を言われるのですから。
センダン草には、種類も多いようです。この辺りでは外来種のアメリカセンダン草もよく見ます。アメリカセンダン草の茎は褐色がかり、花はちいさい葉のようなガク(?)に取り囲まれています。
フェアアイルのショートケープ完成
やっと咲きました。
「カルフォルニア・ローズ」ともよばれている八重咲きのインパチェンスが好きなのですが、グリーンショップの小母さんが言っていたとおり、この夏は、まるで元気がなくて、ほとんど花が咲きませんでした。
今頃になって、やっと葉も茂り蕾をたくさんつけています。
夏の間、水だけは撒いていたのですが、それは花よりもむしろ虫たちやカエル君に貢献していたようです。
小さな庭の芝生なのですが、正体不明の虫が大量に生息しているらしいのです。「掘り返して、幼虫を全部つまみ出して、薬をまく。」頭で理解しても、土の中の虫には、お目にかかりたくありません。
『ファーブル昆虫記』を読んだって、ファーブルさんの虫への愛情は、私には移ってきません。気色悪い蜘蛛の話はちっとも進まず、ページの縁に手垢が付いています。
虫は、花と付き合うにあったて、大きな障害です。
ダイヤモンド・フロスト(ユーフォルビア)は、グリーンショップの小母さんのおすすめどおり、夏中手もかからず元気に育ち、一株が70~80cmに育ちました。
秋桜
マルバルコウ
クリ
大きな袋いっぱいのクリのイガが道ばたに置かれていました。
クリの木の根元には、集められきれないイガが、まだいっぱい落ちていました。
実が入っているものも、ありました。
むかし、次男が「靴で踏むと実が出てくるんだ。」と言っていたのを思い出しました。
最寄の遊び場が「クリの木公園」。野球の上手な友だちは、栗の木に向けてボールを投げて実を落とす役割だったようです。歳上の子たちから「クリクリ坊主」とよばれるほど栗拾いに夢中だったようです。
でも、家に栗の実を持ち帰っていた記憶はないのですが・・・
知らずにすんでしまったことを今さら気にかけるのは、やめましょう。
気にかかることは「現在進行中」のことだけでもいっぱいです。
オナモミ
10月半ばともなると、お日様も朝寝坊になってきて、今朝はまだため池にはうっすら靄がかかっていました。
渡りの鳥たちが活動を始める時間だったのでしょうか、アマサギらしい群がため池の上に見えました。そこへ、がらがら声のカラスが、ねぐらから飛び立って喧しく追い立て始めました。カラスはしつこく鳴き騒ぎ続けます。アマサギの群は乱れながらも、どうにか落ちこぼれもなく飛び去りました。
用水路の脇には、オナモミがいっぱい。オナモミはアールの肉球の間に入り込みました。痛そう!取りにくくて時間がかかっても、じっと我慢してくれました。
オナモミの思い出は何といってもオスカーです。
コッカースパニエルのオスカーの毛は、ちょっと手入れを怠ると毛玉がいっぱいできてしまうような細くてやわらかい毛でした。それなのに、子犬の頃、ちょっと油断した隙に迷い犬を追って空き地を遊び回り全身オナモミだらけになりました。ううう~たいへんだった!そのとき遊んだのが、ご近所で飼われることになったモモちゃんです。モモちゃんは、目も耳も不自由になってしまいましたが、飼い主さんの手から餌をもらって、大切にされています。
編んでみました。
足に合わない靴は、その場で履きすてて裸足になりたくなります。
デザインが気に入っても身体に合わない服は、手を通さずいつまでも新品のままです。
友人に、「着心地がよくて愛用していたジャケット風のカーディガンと同じような物が編めないか」と相談されました。見せていただくと、友人のイメージにぴったりで、着心地がいいというのに納得できました。
手編みのようですが、「編むための手編みではなく、着る人のためのデザイン」という印象を受ける編み方でした。そこが面白くて挑戦してみたくなりました。
毛糸は、なるべく風合いの似た物を選び、編地も同じにしました。ゲージを取り、寸法を測り、目数を割り出しても、どんな風に伸びるのか不安です。「素人くさいな」と思うところは方々あるのですが、優しい友人は気に入ってくださいました。