イギリスから送られてきたシェットランド・ヤーンは、くすんだ色合いで、スコッチ・ヤーンらしい手触りでした。すこし毛羽立っているので、ほつれにくく、配色ごとに糸を切っても糸端の始末も軽くすませそうですが、力を入れて引っ張るとちぎれるもろさもありました。
編んだのは、シェットランド・カレッジのドレーン・ブラウンさんがデザインしたベストです。
暖かくなってきたので、今シーズンの出番はなさそうだと思うと、編み針のテンポも鈍ってしまいました。
デルフィニウム
蕾をつけつづけたカーネーション
母の日に届くカーネーションの鉢、花が終ると日当たりのいい地面に下ろしたりするのですが、いつもいつの間にか消えてしまいました。
去年のカーネーションは、固い蕾をたくさんつけていました。開いている花は少なくて、出荷にあわせて無理に咲かせたような印象を受けました。咲いている花が枯れたあと、つぼみが開くのを待ちました。いっせいに花盛りになるわけではなく、ぽつぽつ咲いては蕾を持ち続けました。
カーネーションが咲く季節を過ぎ、冬の間もずっと蕾がつきました。さすがに花はかさかさになったり、開ききれない蕾もありました。
枯れ木のようになっていた茎に、柔らかな新芽がつき始めています。
花芽もしっかりついています。今年もまた、蕾をつけ続けるつもりかしら。
カサブランカの芽
蜂の固まり
レンゲ、タンポポ、スミレ
去年は、クローバーとザゼンソウが目立っていたところが、レンゲ畑になっていました。
嬉しくなってカメラを向けたら、畔にはスミレとタンポポも咲いていて、春の野花の代表格が勢ぞろいです。
スミレはいつどこで見つけても、うれしくなります。
スミレの種類は多いので、葉の形までよく見ておきました。
薄紫の花の色から、「人家周辺から山地まで、いたるところで見られる最も普通のスミレ。」と紹介されているタチツボスミレだろうと思ったのですが、葉の形は「数あるスミレの中の代表」マンジュリカとも呼ばれるスミレの典型的な細長い形なのです。
タチツボスミレの仲間には「ナガバノタチツボスミレは葉が先に行くほど細長くなり、」と紹介されているものもありました。
「花びらに濃いすじがある」という特長に着目すると、ノジスミレ(野路菫)にあてはまりそうです。名まえもいいですし、ノジスミレの「道ばたや野原などの日当たりのよいところに生えるのでこの名がある。花は紫色だが、花びらに濃いすじが何本もあるので、かすれた感じに見える。固体により花の色に濃淡があるが、スミレ(マンジュリカ)と比べると、明らかに花の色はい淡い。」という説明はよく合います。ただ、「全体に白くて細かい毛が生えている」というところがちょっと違うようにも思います。
麦
菜の花にモンシロチョウ
春の日差しに誘われて、久しぶりに散歩に出ました。2時間以内に帰ってこられることを目標にして歩きました。
アールを車に乗せて連れて行き、桜の写真を撮ったところです。ハシビロガモがたくさんいた池は「溝沢の池」という名だということを初めて知りました。
池の辺には、立派な望遠レンズつきのカメラを構えた人がたくさんいました。目当ては何だったのでしょう。邪魔にならないように、そっと通り過ぎようとしたときに、池の辺の茂みに見慣れない鳥がいるのを見つけました。野鳥の本に照らすと、地面をチョンチョン歩いたり、茂みに隠れたりする様子から、ツグミの仲間のシロハラだったのではないかと思います。
今まで見たことのない鳥を見つけると、とてもいいことがあったような嬉しい気分になれます。
モンシロチョウが菜の花に戯れていて、春らしい散歩でした。