朝の散歩は涼しいうちがいいと思って、6時前から起きているのに、アールはちっとも動きません。 洗濯や掃除の音が聞こえると安心、とでもいう風情で寝込んだままでした。
やっと起きてきたのが、餌の時間。 今日もよく晴れて、葉っぱがきらきら光っています。 だいぶ気温も上がってきました。 「ちょっとひと回りしてこよう」とリードを付けたのに、「ボク 行かないもん!」 暑くなったら歩けないから、朝 早く誘ったのに・・・・・・
朝の散歩は涼しいうちがいいと思って、6時前から起きているのに、アールはちっとも動きません。 洗濯や掃除の音が聞こえると安心、とでもいう風情で寝込んだままでした。
やっと起きてきたのが、餌の時間。 今日もよく晴れて、葉っぱがきらきら光っています。 だいぶ気温も上がってきました。 「ちょっとひと回りしてこよう」とリードを付けたのに、「ボク 行かないもん!」 暑くなったら歩けないから、朝 早く誘ったのに・・・・・・
名前から、冬に咲くバラのように、珍重される華麗な花を連想していました。
咲き始めは白い一重の花びらが、だんだん緑色になっていく地味な花でした。 植えてから数年たつのに、株はあまり大きくなっていません。 でも、周りにはこぼれ種からたくさん芽が出ています。 今年最後の、8輪目の花です。
人間は、寒くなると下着を重ねてセーターを着、夏には薄着になって肌を出すのに、犬は毛皮を着たまま。
原産地は山岳地帯のピレニーズ、一年のうちの半分は「暑すぎ」ます。 毎年、この時期には「早く冬毛を脱ぎなさい」とブラシをかけます。
真皮炎が治って格別フワフワのアールです。 今年は、気合を入れてブラシをかけなくてはならないようです。 そろそろ抜け始めたダウンコートを集めてみることにしました。 糸に紡いで、なにか作ろうと思います。
ほんとに、春は桜で始まるのですね。 つぎつぎに咲く花に、気もそぞろになりそうです。
パンジーもチューリップも、華やかな色と姿で、心も明るく楽しませてくれます。 でも、道端で咲くスミレを見つけると、なにか優しく、いいことがありそうな予感と慰めを覚えます。 ちょうど、カワラヒワの声を追って姿を捉えたときに、フッと頬がほころびるのに似ています。
のっそりアールとゆっくり歩くようになって、野の花や小鳥の声に、より親しむようになりました。
新学期が始まって、新しい友達との遊びにわくわくしているのか、下校後の子どもたちが元気です。
「わっ、大きい。」「真っ白だ。」「ホッキョクグマ?」「トトロのしっぽだ。」
「わぁーっ、ふわふわ。」「綿菓子みたい。」 「名前はなんていうの?」
自転車の子どもたちに取り囲まれました。 ほんとうは犬は嫌い、と言いながらも友達につられてなぜる子、みんな、 いろいろな名前を考えてくれました。
「ワタガシ・トトロ・シロクマ・アール、・・・・・・」 賑やかで、近づいてくる車にも無頓着。
「またね。」と何度も別れを告げるのに、ずっと付いてくるのです。 アールは、子どもたちに囲まれるのが好きなのですが、「もう、帰りなさい。」と言わなくてはなりませんでした。
暖かくなってきて、日中よりも陽が傾いてからの方が歩きやすくなってきました。
でも、アールの散歩は気まぐれ。 私はトレッキングシューズに身支度を固めているのに、曲がり角までで引き返してしまうこともあります。 気まぐれに、のっそり・のっそり一時間半歩いたときには、 後足の肉球から血が滲んでしまいました。 摺足になっているのです。 人間の年寄りと一緒ですね。 舗装道路よりも、土の道を歩かせてやりたくなります。
公園をアールの歩調でひと回りすると、およそ30分。 公園の一番奥までたどり着いたところで一休みです。
灰色で見かけはあまり美しくはないヒヨドリですが、大食漢のムクドリに比べると、美食家なのかもしれません。熟した木の実が好きなようです。 冬の庭の木の実がなくなったら、メジロを追い出して山茶花を食べていました。
今は、木瓜の花を食べています。
初めて この花に出会ったのは、下の子が幼稚園に入った頃でした。 きれいな花を見つけたからと、根から掘ってきて、自分の「かえるかご」に植えていたのです。 お庭に咲いていたのではなく、原っぱに咲いていたのだと言い張っていました。
「かえるかご」は、大きいランドリーバスケットを庭に埋め土を入れたものです。 「捕まえた虫は家に入れない」という約束のために作りました。 必ずしも守られたとはいえない約束でしたが、私の目に触れないように気をつけるという効果はありました。 かえるかごの中の蛙を逃がさずに、新しく捕まえた蛙をかごに入れるのは、難しかっただろうな、と今になって思います。 しょっちゅう、かごのふたを開けて庭で「かえるの運動会」をやっていました。
雑草と一緒に抜けてしまった小さな球根も、土に戻しておけばしっかり育ち、ムスカリは元気によく増えました。 おとなしいようで目を引く花ですね。
くつろいでいるときのアールは、すっかり力を抜いて安心していてフワフワの毛に、何もかも吸い込んでくれるような、安らぎと癒しを与えてくれます。 単純に、率直に素直にいてくれるアールは、すばらしい存在です。
でも、最近、散歩に連れ出しても頑固に歩かないことがあります。 爪も切ってきれいに磨いてもらったのに、今朝も家から出てすぐにUターン。引っ張っても、頑として動きません。
散歩に連れ出すお兄さんの、「眠いのになぁ。」というため息でも聞こえたの?
冬の間楽しませてくれた花が終わったシクラメンを、家の北側の露地に下ろしたのは、数年前でした。
鉢植えのシクラメンの花を翌年も咲かせているという友人に感心しながらも、手入れもせず半分忘れていました。 毎年、葉は出していても、周りの草に隠れていました。
今年も、いつの間にかシクラメンの葉が伸びていて、根元からつぼみが出てきました。 小さい蕾はなかなか伸びなくて、色とりどりの春の花が華やかな今頃になって、やっと咲きました。