フェアアイルの編地を考えるのは、なかなかの作業です。夏の暑いときにはブルー系に偏りがち、春には花の季節を思ったり、キラキラ光る雪を思い浮かべたり。
この赤い編地は、焚火に映える赤いセーターを思い浮かべていました。色を並べ替えたり、間違えたかな、と思った色がかえって気に入ったり・・・ 試行錯誤を楽しみつつお気に入りの編地になりました。
今回はカーディガンに挑戦しました。形が複雑になると決めなくてはならないサイズも増えて迷いながら編みました。
手編みとグレート・ピレニーズと黒猫と
フェアアイルの編地を考えるのは、なかなかの作業です。夏の暑いときにはブルー系に偏りがち、春には花の季節を思ったり、キラキラ光る雪を思い浮かべたり。
この赤い編地は、焚火に映える赤いセーターを思い浮かべていました。色を並べ替えたり、間違えたかな、と思った色がかえって気に入ったり・・・ 試行錯誤を楽しみつつお気に入りの編地になりました。
今回はカーディガンに挑戦しました。形が複雑になると決めなくてはならないサイズも増えて迷いながら編みました。
MOKOのショートベストを着ていたら、「そら豆ちゃん(ドラマ『夕暮れに手をつなぐ』で広瀬すずさんが演じるヒロイン)のベストみたい」と言われた、と聞きました。
そら豆ちゃんが着ているのは、たしかにフェアアイルのショートベストなので、ちょっと嬉しくなりました。でも、そら豆ちゃんのベストは普通に編まれたものではないようです。
そら豆ちゃんの個性に合わせて、斜めに編んだものを組み合わせたに違いない斬新なデザインでした。
でも、フェアアイルのショートベストを着て、ちょっとそら豆ちゃん気分になっていただけたらうれしいです。
一つの作品を編むにあたって、それぞれの色をどのくらい使うか、あらかじめ計算しなくてはならないのですが、途中で足りなくならないように、余裕を持たせて注文します。当然のこと、余った毛糸がどんどんたまってしまいます。
次の作品の毛糸が揃うまで、と思って余っている毛糸を使ってレッグウォーマーを編みました。
まだまだ毛糸は山ほどありますが、注文していた毛糸が揃ったので、レッグウォーマー作りは一休みです。
襟もとのツリー模様を生かして、丸ヨークのセーターを編みました。計画してから編み上げるまでに、2ヶ月以上経ってしまいました。
裾から脇下まで編んだ身頃と袖口から脇下まで編んだ2本の袖を全部つなげて丸ヨークにしました。袖付けのためにスティークスを切り開かないのは、嬉しい編み方なのですが、肩から袖の形には苦心しました。
袖と身頃では長さが違うので、脇で模様をそろえるために、身頃と袖との編み始めの模様を考えたり、前後の身頃の幅を変えれば、襟ぐりに前後の差が出るか、と考えてみたり、工夫を重ねて編みました。
クリスマスまでに編み上げたかったのですが、最後の仕上げは今朝になってしまいました。
服の呼び名は流行もあるらしく、なかなか難しいです。
久しぶりに自分のために編みました。注文している毛糸が揃うまで、手元に用意しておいた毛糸です。自分で着ているフェアアイルは、初めて見る本の表記に迷ったり、本に表示されているゲージと合わなかったりして、何度も編みなおしたものばかりでした。
この編地は、数年前に入手したMarie Wallinさんの『SHETLAND』に掲載されているカーディガンを参考にしました。手を温めるためのポケットをつけてみました。
20年以上前に、ジェミーソンズのシェットランドヤーンで編んだ、私の初めてのフェアアイルです。カラフルな毛糸の組み合わせが楽しくて、また、少ししか使わない毛糸が余るのがもったいなくて、同じものを3枚編んで友だちに配りました。
カラフルな毛糸を編むフェアアイルニットの楽しさにはまり、毛糸屋さんに並ぶ毛糸すべての色を買って、編んでいたこともあります。手近に求められる日本の毛糸は、とてもきれいなのですが、何度か洗ううちに少しずつ縮んでしまいました。
でも、このイギリスから取り寄せた毛糸で編んだベストは、20年以上、毎シーズン洗っても変わらず着続けています。
希望の色が揃うまで時間がかかっても、円安の影響を受けても、やっぱり本場のシェットランドヤーンで編み続けようと思います。ささやかな編み物を通して世界情勢や日本経済とのつながりを感じられるのも、ちょっと嬉しかったりしています。
丸ヨークのチュニックを編んでみました。
丸ヨークにすると、袖付けのために輪編みにスティークスを入れて切り開きません。ただ、胸回りから肩回りにするために目数を変えるのですが、ちょうどいいサイズに編み上げるためには、ちゃんと計算しなくてはなりません。
古い写真を見て模様を数えたり、連立一次方程式を立ててみたりしました。納得できる形になったので、毛糸を補充して丸ヨークのセーターも編んでみようと思います。
この薄紫色の編地が気に入っているので、フェアアイルニットの定番、Vネックのベストを編みました。
編み手の都合なのですが、8目と10目の模様があると、全体を40目の倍数にして、増減なく模様を続けたくなります。心持ち幅の広めのベストになりました。
ショートベストを着こなしてくださる方は多くないのですが、いろいろな着方でおしゃれのアクセントになると思い、もう一枚編みました。
色や模様を工夫しながらサンプル編みを繰り返しすのですが、一着編み上げてみると、一工夫くわえたくなることもあります。今回は縁編みを少し変えてみました。全体の雰囲気がよくなったと思います。
紫色のフェアアイルを編みたいと思っていた時、私のフェアアイルを愛用してくれている古い友人が気に入ってくれたのは、薄紫色のチュニックだった、と教えてくれました。
もう忘れてしまっていた作品を見直して、配色を少し変えて、また編んでみました。
これは、ちょっと袖が欲しい、という友人のために編みました。
いいな、と思うので、ベストやセーターにもしてみたいと思っています。