風工房さんのワンピースもゆったりフィットに

秋から冬にかけて、毛糸が恋しくなる時季には「こんなフェアアイルニットが欲しい」というご希望をいただくこともあって、編地や形を工夫することが多いのですが、この季節には編んでみたいものを編むことが多くなります。この春は「ゆったりフィット」を3枚編みました。

尊敬するフェアアイルニット作家の3人、マーガレット・スチュアートさん、マリー・ウォーレンさん、そして風工房さんの編地を使いました。風工房さんは私をフェアアイニットの世界に引き込んでくださった方です。『風工房のフェアアイルニット』に掲載されているワンピースも初めはリッチモアのパーセントで、その後はジェミーソンズのシェットランドヤーンで何枚も編みました。

シェットランドの羊の色に近い自然色の組み合わせではないかと思うのですが、風工房さんの手にかかると都会的な空気が醸されます。

ジェミーソンズのシェットランドヤーンを4号針で編みました。

オークニー諸島を彷彿させるデザインでゆったりフィット

この編地は、Marie Wallinさんが「オークニー諸島を彷彿させるデザイン」として数年前に発表され、『SHETLAND』に「UNST」と名付けたカーディガンとして掲載されています。

細かいけれど編みやすく、懐かしい雰囲気の編地を短い袖をつけたゆったりフィットにしてみました。

ジェミーソンズのシェットランドヤーンを4号針で編みました。

アシュトン模様でゆったりフィットのフェアアイルニット

軽くて暖かいフェアアイルニットを楽に着るのが、長めの着丈で肩は包むけれど肘は自由な「ゆったりフィット」だと思います。

Margaret Stuartさんがデザインされた「アシュトンの模様」は、幾何学的なモノトーンのちょっと男性的な感じですが、私の好きな編地です。私好みの「ゆったりフィット」を編んでみました。

ジェミーソンズのシェットランドヤーンを4号針で編みました。