昨年3月に編んだセーターの配色を変えてみました。
2012年春の『毛糸だま』に載っている風工房さんデザインのピンクの半袖カーディガンからアイディアをいただいて、ピンクの花を帆船に変えたものです。昨年はナチュラルなグリーン系の毛糸を使ったのですが、配色を変えると、また、違った雰囲気になりました。
ジェミーソンズの毛糸は、いつもは4号針で編むのですが、今回は3号針にしてゲージを調節しました。
輪編みにするとき、一回りに模様がきれいに収まらない段では、前後で数目増減して目数調整して、模様が途切れないようにしてみました。
衿と袖ぐりは、スティークスを切り開きました。
チュニック丈のワンピース
ジェミーソンズの毛糸で編んだフェアアイルニットです。
ナチュラルな羊の毛色を活かしたいと思っていたら、温かそうなアースカラーになりました。
私にとって着心地のいいフェアアイルニットは、チュニック丈のワンピースです。
腰と肩を暖かく包み、組み合わせで寒暖に対応できて、腕と手が自由に動くところが好きです。
模様を編み進み、段ごとに色を変えるので、横縞模様になりがちなフェアアイルニットですが、風工房さんの『COLORS』にひし形を連ねている模様を見つけ、横縞の印象の薄いフェアアイルニットになると思いました。
『COLORS』のno.19の図案に私好みの色を加えてみました。
ワンピースの裾幅をすこし広げるために、脇に単調な模様を組み込むことにしました。編んでいるうちに、袖もこの模様にしてみようと思いつきました。
暑さに向かうこの時期ですが、フェアアイルニットを編む楽しさからは離れられそうにありません。
赤い模様の襟付きベスト
ジェミーソンズのシェットランドヤーンを使って編んだフェアアイルニットです。
前立て、襟ぐり、袖口、すべてスティークスを作って輪編みにし、切り開きました。
友人の希望にそって試し編みを繰り返しました。
最後に友人が選んだのは、配色や模様の大きさをひとつずつ変えて試し続けているサンプル全体をそのまま使うことでした。
私は、一つ一つの模様について、背景の明るさを変えてみたり、「木」は赤よりもに緑の方がいいのではないか、などと考えながら編み続けただけのものだったのに、友人は、その全体がいいというのです。
「えっ」という驚きにつきました。
でも、言葉通りに編んでみると、なるほどと納得できます。
私にとって、フェアアイルニットの世界が広がる一枚でした。
フェアアイルニットの試し編み
フェアアイルニットの襟付きベスト
ジジの座布団
編もうと思っていたフェアアイルの毛糸がそろわず、手元に編むものがなくなると落ち着かなくなってしまいます。
そんな時、毛糸で編んだ猫ハウスがあるのを見て、余っているカウチンヤーンを使ったら、ジジ好みのハウスができそうだと思いつきました。
段ボール箱から見つけ出したのは、白とグレー。黒もたくさんあったはず・・・と思いつつ、といりあえず編み始めました。
そういえば、黒のカウチンヤーンは、ジジに見つかって、くしゃくしゃにされて、解きようもなくて処分してしまっていたのを思い出しました。
ジジが黒いカウチンヤーンをだめにしてしまったせいで、毛糸が足りなくて十分なサイズのハウスにはなりませんでした。
編み上がったハウスの入り口に、ジジは頭を突っ込むのですが、自力では中に入り込めません。
勢いをつけて入り口めがけて突進したら、ハウスと一緒に滑ってしまいます。
ハウスをつぶすと、しっかり硬いトレイになって、ジジの座布団になっています。
トルソーを求めました。
フェアアイル・ニットのトップス
ジェミーソンズの毛糸で編んだフェアアイルニットはとても暖かくて軽いので、コート代わりにしたいと思っていました。
計画したのは、秋。
色やパターンを変えて、いろいろ試し編みをし、毛糸の必要量を計算して注文したのは11月上旬でした。
運悪く、ほしい色が欠品で、2ヶ月近く待ちました。
待っている間に、試し編みのサンプルを眺めながら、ちょっと変更してみたくなったりもしました。
年明けに、やっと毛糸が届きました。
輪編みにするために、一回りで個々の模様が端数なく収まる目数で、丁度いいサイズになるように計算しました。
編み終えて、前中心を切り開くのはちょっと勇気が要ります。
オープンファスナーを縫い付けて仕上がりです。