フェアアイルニットのカーディガン

IMG_1429『毛糸だま』No163掲載の風工房さんデザインのセーターをカーディガンにしました。
ジェミーソンズの毛糸を3号針で輪編みにして、前立てと袖ぐりはスティークスを切り開いて編み出しました。
フェアアイルニットは、輪編みにすれば表からだけ模様を見ていればいいので、模様の目数を迷わずに編めますが、段の変わり目で模様がズレてしまいます。
カーディガンにして、前立てのスティークスを切り開くと、この段の変わり目のズレを解消できて仕上がりがきれいになります。
前立てを編み出したり、ボタンホールを作る必要のないセーターを編む方が好きだったのですが、フェアアイルニットはセーターよりもカーディガンの方が好きになりそうです。
それに、カーディガンなら暖か過ぎたら簡単に脱げるのも重宝します。
風工房さんのデザインは、いつも配色の妙に酔いながら楽しく編むのですが、今回は、あと少しで完成、というところで緑色の毛糸が足りなくなってしまい、仕上げまでに時間がかかってしまいました。

ノルディック模様を取り入れたフェアアイルニットセーター

IMG_1422カラフルなフェアアイルニットを編んでいるうちに、ナチュラルな羊の色の毛糸で編んでみたくなりました。

どんな図柄にするか『「COLORS」風工房のお気に入り色遊び277』を開きました。

目に留めたのが、ノルディックのno123です。

思い切り複雑な模様にしたくなったのです。
雑念を振り払って、編むことに集中したくて選んだ図柄です。

シェトランドブラックからグレーの濃淡に、ベージュの濃淡で模様を入れました。アクセントにパシフィックブルーとエンジも入れてあります。

模様の幅は91目なので、セーターの前後に一列ずつ模様を入れて、脇と袖はシンプルな編みこみ模様でサイズを調整することにしました。

目数が多いので、方眼の編み図を作るのにも苦労しました。

ジェミーソンズのシェトランド スピンドリフトを4号針で輪編みにしました。

フェアアイルニットのロングコート

IMG_1372-001コートは落ち着いた色合いの方が着やすい、という友人の希望にそって、ダークグレーを地色に選びました。

こげ茶色とベージュのほか、エンジ色は2色、紺は3色、紫は4色使っています。

ジェミーソンズの毛糸を3号針で輪編みにし、前立てはスティークスを切り開いてファスナーを縫い付けました。

袖ぐりは十分大きくして、脇下まで編んだ身頃と袖をまとめて、ラグラン袖の減らし目をしました。

着丈は十分長くして、軽くて暖かいコートになったと思います。

 

フェアアイルニット作品集

新しく「フェアアイルニット作品集」のページを設けました。

毛糸を編むのが大好きで、いつも、手元には編むものがあります。

その中でもフェアアイルニットを編む楽しさは格別で、本の通りに編むことから始め、自分なりに工夫するようになりました。

まだまだ未熟ですが、私なりに工夫した作品の写真を集めたページを作ってみました。

掲載したい写真はたくさんあるので、すこしずつ手を加えていきたいと思っています。

 

 

 

帆船の模様のベスト

IMG_1360昨年3月に編んだセーターの配色を変えてみました。
2012年春の『毛糸だま』に載っている風工房さんデザインのピンクの半袖カーディガンからアイディアをいただいて、ピンクの花を帆船に変えたものです。昨年はナチュラルなグリーン系の毛糸を使ったのですが、配色を変えると、また、違った雰囲気になりました。
ジェミーソンズの毛糸は、いつもは4号針で編むのですが、今回は3号針にしてゲージを調節しました。
輪編みにするとき、一回りに模様がきれいに収まらない段では、前後で数目増減して目数調整して、模様が途切れないようにしてみました。
衿と袖ぐりは、スティークスを切り開きました。

チュニック丈のワンピース

IMG_1352-001ジェミーソンズの毛糸で編んだフェアアイルニットです。
ナチュラルな羊の毛色を活かしたいと思っていたら、温かそうなアースカラーになりました。
私にとって着心地のいいフェアアイルニットは、チュニック丈のワンピースです。
腰と肩を暖かく包み、組み合わせで寒暖に対応できて、腕と手が自由に動くところが好きです。
模様を編み進み、段ごとに色を変えるので、横縞模様になりがちなフェアアイルニットですが、風工房さんの『COLORS』にひし形を連ねている模様を見つけ、横縞の印象の薄いフェアアイルニットになると思いました。
『COLORS』のno.19の図案に私好みの色を加えてみました。
ワンピースの裾幅をすこし広げるために、脇に単調な模様を組み込むことにしました。編んでいるうちに、袖もこの模様にしてみようと思いつきました。
暑さに向かうこの時期ですが、フェアアイルニットを編む楽しさからは離れられそうにありません。

赤い模様の襟付きベスト

IMG_1340ジェミーソンズのシェットランドヤーンを使って編んだフェアアイルニットです。
前立て、襟ぐり、袖口、すべてスティークスを作って輪編みにし、切り開きました。
友人の希望にそって試し編みを繰り返しました。
最後に友人が選んだのは、配色や模様の大きさをひとつずつ変えて試し続けているサンプル全体をそのまま使うことでした。
私は、一つ一つの模様について、背景の明るさを変えてみたり、「木」は赤よりもに緑の方がいいのではないか、などと考えながら編み続けただけのものだったのに、友人は、その全体がいいというのです。
「えっ」という驚きにつきました。
でも、言葉通りに編んでみると、なるほどと納得できます。
私にとって、フェアアイルニットの世界が広がる一枚でした。

フェアアイルニットの試し編み

2015-05-042友人の希望にそって、赤を使った、へちま衿のベストを編むことになりました。
ジェミーソンズの毛糸で編むフェアアイルニットです。
本をいろいろ見てもらうと、一目ごとに色を変えるような「ぎざぎざの模様」の方が好きだと分かりました。
赤といっても、紫色に近づいていく赤もあれば、オレンジ色に近づく赤もあります。
同じ赤でも、隣にくる色によって雰囲気がかわるので、図案を決めて配色を決めるために、試し編みを繰り返します。
2015-05-043迷いながらの試行錯誤、でも、夢中になれる楽しい作業です。

海老根欄

IMG_1325芍薬や実生の南天の茂る庭の隅に、今年もエビネランが咲きました。
母が武蔵府中の家から移り住むときに持ってきたのですから、ここに根付いて20年になります。
とくに手入れもしないまま20年間ここに生きつづけて、春ごとに花を咲かせてくれています。

フェアアイルニットの襟付きベスト

IMG_1322『「COLORS」風工房のお気に入り 色遊び 277』のno.85を参考にして、毛糸の組み合わせをいろいろ試してみました。
青、緑、黄色・・・毛糸の色合いは微妙に違い、その微妙な違いで全体の雰囲気が変わり、フェアアイルニットの面白さと難しさ感じました。
衿の形などは『スタンダード ニット』に載っているハマナカ・カナディアン3Sで編まれているベストを参考にしました。