コートは落ち着いた色合いの方が着やすい、という友人の希望にそって、ダークグレーを地色に選びました。
こげ茶色とベージュのほか、エンジ色は2色、紺は3色、紫は4色使っています。
ジェミーソンズの毛糸を3号針で輪編みにし、前立てはスティークスを切り開いてファスナーを縫い付けました。
袖ぐりは十分大きくして、脇下まで編んだ身頃と袖をまとめて、ラグラン袖の減らし目をしました。
着丈は十分長くして、軽くて暖かいコートになったと思います。
新しく「フェアアイルニット作品集」のページを設けました。
毛糸を編むのが大好きで、いつも、手元には編むものがあります。
その中でもフェアアイルニットを編む楽しさは格別で、本の通りに編むことから始め、自分なりに工夫するようになりました。
まだまだ未熟ですが、私なりに工夫した作品の写真を集めたページを作ってみました。
掲載したい写真はたくさんあるので、すこしずつ手を加えていきたいと思っています。
ジェミーソンズの毛糸で編んだフェアアイルニットです。
ナチュラルな羊の毛色を活かしたいと思っていたら、温かそうなアースカラーになりました。
私にとって着心地のいいフェアアイルニットは、チュニック丈のワンピースです。
腰と肩を暖かく包み、組み合わせで寒暖に対応できて、腕と手が自由に動くところが好きです。
模様を編み進み、段ごとに色を変えるので、横縞模様になりがちなフェアアイルニットですが、風工房さんの『COLORS』にひし形を連ねている模様を見つけ、横縞の印象の薄いフェアアイルニットになると思いました。
『COLORS』のno.19の図案に私好みの色を加えてみました。
ワンピースの裾幅をすこし広げるために、脇に単調な模様を組み込むことにしました。編んでいるうちに、袖もこの模様にしてみようと思いつきました。
暑さに向かうこの時期ですが、フェアアイルニットを編む楽しさからは離れられそうにありません。
ジェミーソンズのシェットランドヤーンを使って編んだフェアアイルニットです。
前立て、襟ぐり、袖口、すべてスティークスを作って輪編みにし、切り開きました。
友人の希望にそって試し編みを繰り返しました。
最後に友人が選んだのは、配色や模様の大きさをひとつずつ変えて試し続けているサンプル全体をそのまま使うことでした。
私は、一つ一つの模様について、背景の明るさを変えてみたり、「木」は赤よりもに緑の方がいいのではないか、などと考えながら編み続けただけのものだったのに、友人は、その全体がいいというのです。
「えっ」という驚きにつきました。
でも、言葉通りに編んでみると、なるほどと納得できます。
私にとって、フェアアイルニットの世界が広がる一枚でした。
陽のあたる窓際の椅子は、ジジのお気に入りの場所です。
ジジ専用「爪とぎ」があるにもかかわらず、クッションの布に爪がひっかかる感触が好きなようで、叱られるのは分かっているのにカリカリと引っかいて、まるでジジ用の椅子のような有様。
日向でジジは入念に毛づくろい、今日はしっぽが気になるよう。
柔軟なしなやかさがうらやましい・・・
しっぽで調子をとりながら、コトリの声に耳を傾けていました。