もう梅雨

季節の感覚がうまくつかめないまま、「もう入梅?」と感じます。
家のシャクヤクの花を何とか見ることができましたが、すでに花びらの先端は茶色っぽくなっていました。
勧められるままに植えた木苺、根を張って庭中どこからでも芽を出します。ここ数年、気づいたら小さいうちに抜くようにしているのですが、見逃したものが元気に育っています。実を集めてジャムでもできればいいのですが、熟れた実はコトリが先に見つけて食べてしまいます。垣根の下に垂れ下がっている枝についた実には気づかないだろうと思っていたのですが、今朝ヒヨドリが鋭く鳴いていたと思ったら、陰の方の実まできれいに食べていました。

八重咲きペチュニア・ドレスアップ

色合いのせいか、ドレスアップという名前ほどの華やかさはありませんでした。
昨年、花が終ったあとに、新しい葉が出始めたので、そのまま水遣りを続けていました。この冬の寒さに負けてしまった宿根草もあるのに、元気に育ち続け、たくさん花をつけはじめました。予想外でうれしいです。
白いシャクヤクを植えたくて、去年からなじみの花屋さんに頼んでありました。届いた苗には固いつぼみが二つ付いています。・・・今年の花が開くのは見られないかもしれません。ちょっと手伝いに行くので、しばらく留守にします。私でも役に立つと思ってくれるのは、うれしいことです。

アネモネ

昨秋、球根を植えるときには花の色は選べず、白も紫もミックスだったはずなのに、咲いた花は赤ばかりです。
赤い花を選んで植えることは少ないので、真っ赤なアネモネは目立ちました。
昨シーズン失敗したのは、「植えたばかりの球根は腐りやすいから、水を控えなくてはいけない」ということを知らなかったからかだとは思うのですが、なかなか思うように咲いてくれません。育てるのは難しくはない花と聞いていますが、相性がよくないのでしょう。

クルミの木

蜂の固まりをみつけたクルミの木をもう一度見に行きました。
蜂の影はまったくなく、羽音すら聞こえず、クルミの木の幹には何の形跡も残っていませんでした。
あの固まりは、いったい何匹の蜂だったのか、残っているクルミの木がいかにも静かに見えます。豊かに花房をつけていました。

エビネ(海老根)

毎年ここに芽を出して、20年くらい咲き続けていたのですが、なぜか昨春は一つも花が咲きませんでした。
雑草に囲まれがちだったので、ちょっと気をつけて草取りをしたからか、今年はわずかながら花を咲かせてくれました。
本を見ると、過熱気味のブームとなり、「以前は山野でごく普通に見られたエビネは採りつくされて、すっかり減ってしまった。」と書かれていました。
忘れていても、時季がくるとちゃんと咲いてくれるのは、とてもうれしいです。
もうすこし大切にしましょうか。

デルフィニウム

花掃除に夢中になると、つい隣の鉢のことを忘れて、アッと思ったときにはあとの祭り。
ブルーのデルフィニウムは好きな花です。大切に育てていたのに、みずみずしい茎を折ってしまいました。「無かったことにしたい」と願っても、折れた茎が目の前にありました。
骨折したら、副木を当てておくと治るのですから、そっとテープで巻いておきました。
無傷の白いデルフィニウムに比べると、中心の茎は伸びていませんが、それでもキレイに花は咲いてくれました。
目立たないように、透明のテープを巻いたのですが、家族は気づいていないのか、茎を折ったことはまだ内緒です。

蕾をつけつづけたカーネーション

母の日に届くカーネーションの鉢、花が終ると日当たりのいい地面に下ろしたりするのですが、いつもいつの間にか消えてしまいました。
去年のカーネーションは、固い蕾をたくさんつけていました。開いている花は少なくて、出荷にあわせて無理に咲かせたような印象を受けました。咲いている花が枯れたあと、つぼみが開くのを待ちました。いっせいに花盛りになるわけではなく、ぽつぽつ咲いては蕾を持ち続けました。
カーネーションが咲く季節を過ぎ、冬の間もずっと蕾がつきました。さすがに花はかさかさになったり、開ききれない蕾もありました。
枯れ木のようになっていた茎に、柔らかな新芽がつき始めています。
花芽もしっかりついています。今年もまた、蕾をつけ続けるつもりかしら。

カサブランカの芽

去年大きく育ったカサブランカは、秋には根も大きくなっていました。
ヴィオラの鉢の真ん中に植えておいたら、一つの固まりだった根から、大きな芽が三つも出てきました。三つとも去年育ったものと遜色のない大きさです。このまま三本並んで大きなカサブランカが伸びたら、葉が重なり合ったり互いに邪魔しあわないか、ちょっと心配ですが、今さらどうすることもできそうにありません。
「アールのカサブランカ」と思っているので、立派に育ち続けてくれるのはうれしいです。

蜂の固まり

散歩の途中で、かすかな羽音と虫が飛び交う影に見上げえると、クルミの木の幹に30cmくらいの固まりがありました。ミツバチの固まりのようでした。
「あの固まりはどうなったかな」と、見に行ってみました。固まりの大きさは4日前と変らず、同じように蜂が群れていました。
ミツバチの群が大きくなりすぎると、女王蜂は新しい巣を作るために飛び立つと聞いていますが、それが始まるところなのでしょうか。
胡桃の葉が茂ったら隠れてしまうでしょうけれど、また、見に行ってみようと思います。

レンゲ、タンポポ、スミレ

去年は、クローバーとザゼンソウが目立っていたところが、レンゲ畑になっていました。
嬉しくなってカメラを向けたら、畔にはスミレとタンポポも咲いていて、春の野花の代表格が勢ぞろいです。
スミレはいつどこで見つけても、うれしくなります。
スミレの種類は多いので、葉の形までよく見ておきました。
薄紫の花の色から、「人家周辺から山地まで、いたるところで見られる最も普通のスミレ。」と紹介されているタチツボスミレだろうと思ったのですが、葉の形は「数あるスミレの中の代表」マンジュリカとも呼ばれるスミレの典型的な細長い形なのです。
タチツボスミレの仲間には「ナガバノタチツボスミレは葉が先に行くほど細長くなり、」と紹介されているものもありました。
「花びらに濃いすじがある」という特長に着目すると、ノジスミレ(野路菫)にあてはまりそうです。名まえもいいですし、ノジスミレの「道ばたや野原などの日当たりのよいところに生えるのでこの名がある。花は紫色だが、花びらに濃いすじが何本もあるので、かすれた感じに見える。固体により花の色に濃淡があるが、スミレ(マンジュリカ)と比べると、明らかに花の色はい淡い。」という説明はよく合います。ただ、「全体に白くて細かい毛が生えている」というところがちょっと違うようにも思います。