フェアアイルニットの帽子

編み込み模様を編むときには、裏を渡す糸の引き加減でゲージが変わってしまいます。
『風工房のフェアアイルニット』には、茶色と深緑で編まれている帽子は出来上がり寸法が大きめに表示されていたのに、編みあがりがちょっときつくなってしまいました。ゲージを調節して、配色をアレンジして編みなおしました。
地色のブルーが鮮やか過ぎるかと思ったのですが、ブルーグレーと合わせると落ち着いた編みあがりになりました。
フェアアイルニットは、迷いながら色を並べるのも楽しい作業ですが、編みあがりの雰囲気を予想しきれないところに、尽きない魅力を感じます。

フェアアイルニットのスヌード

安心して身につけられるからか、くすんだ茶色を着ることが多くなってしまいます。アクセントにマフラーを使うとよいのでしょうが、あまりにも多種多様なものが売られていて、かえって選べなくなってしまいます。
愛読書の『風工房のフェアアイルニット』に掲載されている帽子を編んでいて、スヌードにアレンジしてみようと思いつきました。
帽子は、合細のマイルドラナで編んでありますが、コートの上に使うスヌードなので、毛糸は太くすることにしました。マイルドラナとはすこし色合いが違うパーセントで色を選ぶのも、楽しい作業でした。
編みあがり早々、ちょっと出かけてきました。

フェアアイルのペアルック

『風工房のフェアアイルニット』に載っているベストを男性用にアレンジして編みました。
あまった毛糸で、寒がりなチワワくんのセーターも編んでみました。
ワンちゃんとのペアルックでお散歩してくれるかしら。

ロングカーディガン

やっと完成!!
2009秋の『毛糸だま』に載っているロングカーディガンです。娘は、一目見たときから気に入ったようでしたが、ずっと編み始められなかったようでした。
「今は自分では編めないから、編んで欲しい」と材料の毛糸が届きました。
私の手元には編みたい物がいっぱいあるのですが、今すぐにも着たいという勢いに押されてしまいました。3週間で仕上げたいと思ったのですが、甘すぎました。
黒は見にくいので敬遠していたのに、黒地にグレーの濃淡の編み込み模様を引き受けたことを後悔しながら、でも、編みこみは楽しくて明るさを求めて日差しの中で編みました。
自分流にアレンジしながら編むことが多いのですが、「本のとおりに編んで」という厳しい注文でしたので、編み図のプリントミスを修正しただけで、本に忠実に従いました。
何よりも苦労したのは、衿のすくい目です。黒いのでよく見えない上に、細い0号針で拾わなくてはなりません。目数を正しく合わせなくてはならないし、手元灯りのもとで、何度もやり直しました。
私の手には余る大作でした。

チロリアンテープを使ったバッグ

手の込んだチロリアンテープですが、長さが限られているので、使い方を考えなくてはなりませんでした。
糸(オリンパス・エミーグランテ)の色を選び、テープに合わせて編み足したしたのもをバッグの形にしてくださったのは*hruru*さんです。

手にした限られた素材はどのようにしたらうまく生かせるのか考えます。
さんざん考えたすえにできた物に納得できたときは、とても嬉しく思います。そして、むしろ制約がある時の方がじっくり考えて工夫できるのではないかと思うのです。

チロリアンテープのティッシュカバー

ピンクのバラの模様のチロリアンテープは、明るく優しい雰囲気をかもします。
長さは充分あるのですが、地色が白いのでバッグにしても使いにくいような気がして、何を作ろうかと迷いました。
テープの幅がちょうどぴったりだったので、ティッシュペーパー・ボックスのカバーにしてみました。

眼鏡入れ(?)

ロベリアもヴィオラも、なぜかブルー系の花を集めてしまいます。
20cmしかないのに何かに使いたいと思ったこのチロリアンテープもブルーの花でした。
いつも持ち歩く眼鏡ケースは、よく開閉するためバネが痛んできたのか、ギシギシ音を立てるようになったので、眼鏡入れが欲しいと思いました。

眼鏡を保護するようにテープの周りはしっかりと細編みにしました。裏には、レンズが痛まないようにデジタルカメラが包まれていた布を使いました。でも、やっぱり眼鏡は硬いケースに入れたほうが安心なような気もします。
裏地布のせいでカメラケースになってしまいそうです。

おばあちゃんの巾着袋

モクレンの花なのか洋梨のデザインなのか、オレンジ色と朱色の刺繍が鮮やかな幅広のチロリアンテープは巾着袋にして母に届けました。
いつもポケットに折り紙やティッシュをいっぱい詰め込んでいた母に小物入れを届けたら、薄紫の小花模様が気に入ったのか、いつも手首にかけて持ち歩いていました。細い手提げ紐がとうとう切れてしまったので、代替わりの巾着袋です。
目立つように、紐と縁飾りもはっきりした色にしてみました。