手芸店に、2種類のすかし編みを市松に並べてあるセーターが展示されているのを見つけました。面白そうなので編んでみたくなりました。
白いサマーセーターのままでは着難いので、ソフトなリネンのグレーの糸を選び、幅を一模様、丈を二模様大きくして、たっぷりめのアウターにしました。
すかし編みは苦手で、なかなか模様の成り立ちを把握できない上、二種類の模様を交互に繰り返すのは混乱してしまいます。初めの5cmまでに何度編みなおしたことでしょう。編み終えるころには慣れたのですが、一枚目の身頃は糸も毛羽立ち編み目も緩んでしまって、使い物になりません。糸を買い足して、3枚目の身頃を編みました。
インナーにしたいと思った薄手のTシャツもそろいました。ちょっとオシャレをして気分を一新したいと思います。
スチーマー
ショール・ジレ
リネンのスヌード
シェットランド・ヤーンのフェアアイルベスト
冬の普段着
イギリスから毛糸が届きました。
ボレロ風カーディガン
心乱れて
やっと編みあがりました。
風工房さんは、『フェアアイルニット』の本の中で、「シェットランド博物館の展示で一番印象に残ったのは、紺、赤、生成り、黄、茶色などの組み合わせです。」と解説されています。
はじめは見過ごしていたのですが、何度も本を繰るうちに「一度編んでみたい」と思うようになったのが、このセーターです。
「生成り」として白っぽく見えるところも、生成り、薄黄色、クリーム色のグラデーションになっていて、紺も赤も濃淡を使い分けられているから、この深みが出ているように感じます。
肩と模様が合うように、袖口の編みこみ模様が追加されているのには感心しました。
本のとおりに編んだら袖が細めで、「わたしの右手はちょっとごついのかな」と左右の手を見比べてしまいました。
そうそう、所要量38gと書かれていた色が40g巻き一玉では足りなくなりました。編みあがりは、本の表示サイズよりけっして大きくはありません。
フェアアイルニットは、一世紀前にイギリスの皇太子がゴルフウェアに愛用して広まったとのこと、彼とゴルフを楽しむCさんに着てもらうのもいいかしら。