ちっぷ のカウチンセーター

でえるさんの家の ちっぷ に試着してもらうセーターができました。

胴回りも着丈も チワワさんの倍くらいなので、サンダーバードも大きく、雷紋も上下に入れることができました。

ちっぷ には まだ会ったことがないので、お座りしている写真を見て 胸から首の形を考えました。ちっぷ に着心地を聞きに行かなくてはなりません。

アールのカウチンセーター

アールにカウチンセーターを編むことにしました。twodashとおそろいのサンダーバード柄にします。古い編み図を出して パソコンに図柄を移して手直ししました。

カウチン糸は高いので、純毛極太の2本どりにします。14号針でゲージを取り、目数を計算し模様の配置も決めました。すその一目ゴムの編み出しから始めました。

ご希望に沿ったサイズのカウチンセーターを作れるようにしようと思っていますので、どうぞよろしく。

毛糸の手ざわり

編み物をしているとき 竹の針をすべる毛糸の感触が好きです。アルパカのように滑りすぎると手が疲れます。アクリル糸は、軽すぎてギスギスするので苦手です。毛糸のしっとりした重みが ほくほくした温かさにつながっているように感じます。

単調な手の動きは苛立ちを鎮め ゆっくりと考える時間が流れます。アガサ・クリスティのミス・マープルが好きなのも、揺り椅子で編み物をしている光景が心にストンと落ちてくるからなのかもしれません。

一日中雑用に追われて 編み針を持つ時間がない日は落ち着きません。きっと 私は編み物中毒です。

毛糸の帽子

毛糸の小物の中で 一番ポピュラーなのが帽子ですが、顔や髪型と同じように 自分のこだわりがはっきりあるのが帽子です。顔に髪がかかるのがいやな私は、帽子もぴったり頭にフィットするものが好きでが、たっぷりした帽子を目深に被るのが 今どきのモードのようですね。自由に自分にあった被り方ができるように工夫したのが 冬の華シリーズの帽子です。

手編みは手洗いで

糸を買ったけれど 急な事情で編めなくなった、と譲り受けた毛糸です。年上で個性豊かな方が選んだ糸はシルク混じりの地味な色、思いっきり手の込んだ模様編みにしました。襟を工夫してボリュームを補いました。私の会心作です。見た人の記憶に残らないような地味なセーターですが、スカーフやベスト、派手なアクセサリー、と着こなせるので、出番が多いセーターです。かけた手間を思うと洗濯機には放り込めなくて、手洗いを続けて20年間。いまだに現役です。「もういいわ」と愛着が薄れて手入れの手間を省くときが セーターの寿命なのでしょうね。

処分できないセーター

本に載っていたセーターは 黒地につぼみのバラが散っていたのを 地色を薄紫色に変えて編みました。 地色が変わると、刺繍のバラの色も変えなくてはなりません。刺繍用の毛糸を必要な色数の倍くらい買ってきて セーターの上に並べて色を決めました。 明るくてきれいなセーターになりました。 白いスカートと組み合わせて「お出かけ用」にしていたのですが、古くなったし 家の中でこそ明るい色を身に着けようと普段着にして頻繁に洗うようになりました。 初めのうちは 手洗いしていたのに、いつか洗濯機の弱洗いに放り込むようになると、一気に縮んでしまいました。もう着られないのですが、タンスの底で眠っています。

犬のカウチンセーター

毛糸は、極太の純毛を選びました。カウチン・ヤーンの半分か三分の一の太さですが、よりの甘い糸なので、カウチンセーターの雰囲気は充分出ます。図柄はサンダーバード、雷紋はシンプルにしてチワワの背中に収まるように考えました。雷紋は連続している幾何学模様のことです。

「エッ 雷紋って……サンダーバードってライチョウ(雷鳥)のこと?」と口走ってtwodashに笑われました。サンダーバードは想像の鳥だそうです。長い冬、語り継がれた物語のぬくもりも編みこみました。

カウチンセーターは コートとして使っていただけます。ちょっとした汚れはふき取って、洗わなくてはならないときには、オシャレ着洗剤で手洗いして 乾いたタオルで水気を取って陰干ししていただくと長くお使いいただけます。

私が編んだカウチンセーター

カウチンセーターの定番の図柄、サンダーバードをtwodashが方眼紙に描いたものを編みこみました。

カナディアンカウチンの糸は羊毛の脂をたっぷり含み 編むごとに竹の編み針がキシキシします。セーターが編みあがったときには、針にはあめ色の艶が出ていました。この羊毛の脂を含む糸だからこそ カウチンセーターは汚れもつきにくく、水洗いはなるべく避けて 毛皮と同じように手入れするのだそうです。

太くてよりの甘い糸を固く編むと 厚地のフェルト地のようになり、カナディアンロッキーの厳しい寒さの中から生まれた手編みだと実感できます。 このずっしりと重い糸を二本からませながら 前後の身頃を続けて編んだので、編み進むほどに針にかかる重さが増しました。編み進んで編んだ物の重さを膝で支えられるようになって ほっとしました。体力を消耗した力作です。

いつかアールにもお揃いのカウチンセーターを着せたいと夢見ています。

セーターの撮影

アールのセーターが編みあがりました。一昨日、ウェブに載せる写真を撮りました。みいちゃんとしょうま君にも協力してもらいました。

まず 逆光にならない位置に、アールのセーターが見えるように 二人と一匹を集めることから始めなくてはなりません。思うように動いてくれないのはアールです。アールには「落ち着けるスポット」が決まっているようです。撮影の都合で場所を決めても すぐ移動してしまいます。アールの動きにあわせて、二人と一匹をカメラに収めました。会心作とはいえませんが、苦心の作を来週の初めにはトップページに 大きく載せたいと思っています。これは、くつろいでいるアールに寄り添うみいちゃんです。

編みなおし

アールのセーターは、冬の華の雪のパターンが たてよこともに3倍並びました。使った毛糸の量は9倍です。できあがったセーターをアールはおとなしく着てくれました。

深いカラーの毛を包み込むつもりで編んだのですが、それでは体に充分フィットしません。*MOKO*の目指す「着やすいセーター」としては不合格です。でも、すぐに解く元気はなくて小休止。昨日 やっと決心して解き、といた毛糸の3分の1まで編みました。休んでいる間に、おそろいの帽子も編んでみました。