オミナエシ

秋の七草の一つですが、どうして女郎花と書くのでしょうか。
万葉集にも登場する日本古来の花だそうですが、身近に見かけることはあまりなかったように思います。
高さ70cmくらいにしっかり伸びて、枝分かれした茎の先に、黄色い小さい花がたくさん付いています。
花の蜜を吸っているのでしょうか。この虫は、グリーンショップの小母さんが「ブイブイ」と呼んでいる虫のようです。この虫は土の中に卵をたくさん産み、食欲旺盛な幼虫が花の根をすっかり食べてしまうのです。急に花に元気がなくなって枯れてしまったと言うと、土を掘り起こして、身体を丸めた白い幼虫を見つけ出して処分するようにアドバイスされます。

ツルボ

朝の公園でキノコ探しをしようと、初夏にシロソウメンタケがたくさん生えていた辺りを見ていてみつけたのが、この花です。
いきなり地面から茎が伸びていて葉が見当たらないので、おやっと思いました。
野草の本に、「まっすぐに伸びた花の茎の上部に、ピンクの小さな花がたくさん横向きに付きます。根元から出る葉は細長い形ですが、花の時期に葉がないこともあります。・・・」と書かれている、ユリ科のツルボのようです。
日陰に咲いていたからでしょうか、本の写真は花の房がこんなに長くありません。「草地や土手などに生え、高さ20~30cmほどになります。」と説明されています。

コスモス畑

畑の道を歩いてみると、いつまでも夏を疲れを引きずってはいませんでした。
きれいに切り出された畝に、小さな野菜の苗が行儀よく並んでいました。

遠目にも、コスモス畑は明るい色合いで目を引きます。
かすかな風になびく花の風情が、優しく和ませてくれます。

アールと一緒に、コスモス畑を散歩したこともありました。
人の多い時期を避けていたので、花の盛りは過ぎていましたが、 およそ2年前の写真です。

彼岸花

畑の畔に咲く彼岸花の真っ赤な花は、はっと目を引くとともに、季節の変化を実感させてくれます。花の形は曼珠沙華の方が似合うように思いますが、たしかに、彼岸に咲く花なのですね。
今年は、お彼岸になっても彼岸花が咲かない、とニュースになっていました。
葉は見当たらないのに、いきなり茎が伸びて、あっという間に蕾から花になるので強烈な印象を受けます。
お彼岸から十日過ぎましたが、今朝、見つけました。
畑の畔に咲いている方が彼岸花らしいのですが、遠くて写真になりません。足元の金網の蓋は丈夫そうなのですが、覗いてみると水深はかなり深そう、「写真を撮ろうとして、ため池で溺れる」なんてしゃれにならないので、道ばたの彼岸花の写真で我慢しました。

ため池の土手は、ときどき手入れされてるのに、いつの間に伸びたのか、今は葛が広がっています。
つるも太く葉も大きく、ぐんぐん伸びる力強さに圧倒されます。
この力が根に凝縮されているのでしょうか。
上品で美味しい葛きりや葛湯と、伸び広がるこの強靭さとはかけ離れているように感じます。
でも、風邪の引き始めに、しっかり抗戦してくれる葛根湯の秘められた力の源なのでしょう。

ガーデンシクラメン

「異常な暑さ」とも言われた今年の夏、庭の草花も困ったのでしょう。ベコニア、インパチェンス、ロベリアはほとんど花がありません。
でも、ガーデンシクラメンはいっぱい蕾をもっています。
シクラメンは冬の室内を飾る鉢植えの代表ですし、屋外に植えたガーデンシクラメンは春咲くものと思っていたので、こんな時期に咲き始めたのには驚きました。
本にはシクラメンの手入れとして、「夏は、水を切って雨の当たらない場所で休眠させるか、半日陰において、水を与えて夏越しさせます。」と書いてあり、シクラメンは夏は休んで、翌春に備えるものと思っていました。今頃蕾を付けてもいいのでしょうか。
いつものグリーンショップの小母さんに聞きにいったら、「植えている場所が合ったら、一年中咲く花」なのだそうです。

キノコの季節

「まさか小鳥の卵ではないし、これは何?」
直径4cm位あるので、小鳥の卵ならスズメよりずっと大きい鳥です。メガネをかけて、触ってみたら、どうやらキノコのようでした。
暑い間、乾き過ぎないように朝夕の水遣りを欠かさなかったのに、すっかり元気をなくしてしまったロベリアの根元に出現したキノコ君です。
南天の根元にも室内のポトスの鉢にも、キノコがいます。
・・・ゴメンネ、君たちの名前を識別できないよ。
スーパーに出てきたマツタケには縁がないけれど、また、公園でキノコ探しをして遊べる季節になったようです。

フウセンカズラ(風船カズラ)

暑い間は、ひっそりと家に閉じこもっていましたが、秋風に誘われて朝の散歩を再開しました。
夏の暑さに空き地の雑草も枯れているので、秋の花を見つけることは期待していませんでした。でも、色とりどりの小さな朝顔が広がっていました。
稲はほどんど刈り取られ、キャベツなどの苗がすくすく伸びていました。季節に合わせて、炎天下で作業をしていらした方々には、頭が下がります。
細いまきひげをユッカの葉に絡ませた、風船カズラを見つけました。
アジアなどでは野菜としても栽培されてもいるようですが、明治のころ観賞用に導入されたそうです。直径3cmほどの3室ある果実はふくらんだ風船のようです。

カマキリの卵

夏の間、ルコウ草を住処にしているカマキリがいました。いつも同じところでじっとしているので、「生きているのかな・・・」と不審に思うほどでした。ルコウ草のつるには虫がいっぱい並んでいたので、動き回らなくても餌に不自由しなかったのかもしれません。運動不足のカマキリ君、メタボではなく、お腹は卵でパンパンだったのです。
ルコウソウはよく茂り、心地よい日陰を作ってくれています。マンテマの白い花もルコウソウの緑の葉で引き立ちます。マンテマとルコウソウを一緒に植えて、ベランダまでシュロ縄に這わせてのは、日よけとして功を奏してくれました。
でも、今、茂ったルコウソウを見ながら、枯れたときの始末を案じています。絡まった蔓をほどくなんて無理ですし、シュロ縄ごと外して捨てるなんてもったいないうえ、マンテマを救出するのがたいへんです。どうしよう・・・来年もマンテマとルコウソウを一緒に植えて日よけにするかどうかは、もうちょっと吟味しなくては。

ムラサキシキブ(紫式部)

コトンと涼しくなると、息苦しいほど暑かったことも忘れそうです。
温かい布団に包まって、ぐっすり眠って、いつまでも布団のぬくもりから離れたくない、もう一度眠りの中に解けていきたいような、しあわせな時間が戻ってきました。
少しずつ色づいていたムラサキシキブの実、暑い間はちょっと場違いに感じました。
やはり秋風が似合います。