元気なく寝てばかりいるのが心配で 動物病院に連れて行ったら、 肝臓がとても悪いと言われたのは ちょうど二年前でした。 年が越せるかと危ぶまれながら 病院に通い続けました。 餌は食べるのに どんどん痩せていきました。 「癌かもしれない」と炭水化物を控え、ωー3脂肪酸の豊富な餌を与え続けました。 夏までに一時回復したものの、秋になると 食欲が落ちて皮膚病が酷くなり 肝臓の検査値も上がりました。 病院に通い 薬を飲ませ続けても、一向によくなりませんでした。
CT検査を受けたのは、7月でした。 肝臓はもとより、CTで見るかぎり「内臓はきれい」と言われました。 でも アールは元気がなく、食欲も出ません。 内分泌系の検査で 甲状腺ホルモンが足りないことが分かり、ニキビダニが見つかりました。 ニキビダニ退治を始めようとした頃から 食欲不振が深刻になり、真皮炎が背中から全身に広がりました。 そのうえ 耳には炎症 眼はホルネル症候群とかで見えにくそうになりました。 でも 「心臓はしっかりしていて 内臓はきれい」と獣医さんに言われ、「生きる力はある」と信じることができました。アールは「五臓」はきれいでも、「腑」が悪かったようです。 慢性の胃腸炎、それも 特に腸が悪く、薬に敏感なことが分かりました。
真皮炎のあと、すっかり毛が抜けて 丸裸になってしまいましたが、無事に毛も伸びてきて、今 カラーの毛は私の指が埋まるほどの長さです。 朝夕 薬を飲み続けていますが、餌もよく食べて、体重も 2㎏増えました。 痛いところも苦しいこともなくなって、アールは 表情も姿勢も和やかに伸びやかになりました。 最高のクリスマスプレゼントです。