ベスト製作中

また、フェアアイルを編んでいます。
風工房さんの本から友人が選んだベストは、雰囲気がぴったりで納得感があり、編む楽しさが膨らみます。
フェアアイルは、色を変えるごとに毛糸を切らなくてはならないのですが、前後の身頃をつないで輪に編むだけで、糸を切る回数を半分くらいに減らせます。脇のはぎ代がいらないので、本を参照して編むときにも、身頃の幅を加減して前後の袖ぐり、襟ぐりへと編み進めています。
いつも、自分流に編んでいるのですが、人様の物を編ませていただくと、ちょっと緊張してきちんと考えるので、こんな私でも少し進歩できるように思えます。

変わり糸のスヌード

段染めだけでなく、ところどころにループヤーンも組み込まれている面白い毛糸をスヌードにしました。
凝った毛糸なので、編み方はシンプルにガーターにしましたが、まっすぐではなくジグザグの縞模様になるようにしてみました。幅は16cmくらいなのであまりかさばらず、ちょっとしたアクセントになると思います。

足元を温かく

娘が腰が痛いといってきました。
椅子に座った事務作業や、体育館でのスポーツ少年団の見守りなどは、足元から冷えるのかもしれません。
大寒も過ぎて、今さら・・・とは思うのですが、レッグウォーマーを編んで送りました。
手持ちの毛糸で色はそろうものの、地色にする毛糸の量は足りません。持ち糸だけで仕上がるようにちょっと工夫を加え、レッグよりもアンクルでいいことにして、「足元を温かく」という思いを形にしました。

風工房さんのベスト

編み物中毒じゃないかなって自覚しています。編む物が手元にないと落ち着かないのです。
暮れからお正月にかけて、合間をぬって編んだのがこのベストです。
風工房さんの色の取り合わせは、習いつくせません。「ここにこんな色を選ぶの?」と思っても、次の色、さらにその次の色と重ねていくと、そこはその色でなくてはならなかったと納得させられます。色は並べてみると、隣の色、さらにその隣の色とかかわりあって趣が変化するのですね。組み合わせる色の配置を見ているだけでは、編みあがったときの全体の雰囲気はまた変わるようにも思います。
持ち合わせの服とは雰囲気が違うのですが、何にでも合わせられる使いやすいベストになりました。

2枚目のケープ

友人の好みを聞いて編んだケープです。
裾から編み始めて、減目をしながら編み進みシンプルに形ができるのが気に入っています。また、並べられた図形の意味を考えてみるのも面白く、何度でも編んでみたいと思うケープです。
友人の好みに合わせたら、なんとなくメルヘンチックなケープになったような気がします。
クリスマスのプレゼントに、ガラスでできたトナカイが引くそりに乗るサンタクロースの小さい置物を選ぶ彼女になら気に入ってもらえそうです。

猫のチャコ

年末から、お隣さんにチャコが来ています。
お母さんが旅行するときなどにも、しばらく滞在しているので、この辺りにもすっかり慣れてきたようです。
地続きの家の庭は、彼女のテリトリーになったようで、私と鉢合わせをしても逃げなくなりましたし、窓越しに「チャコちゃん」と声を掛けるとニャーと答えてくれるようにもなりました。
庭に入って騒がしく鳴いている近所の猫に、チャコが「気に入らないわ、アンタ出て行ってよ!」と言わんばかりに、細く高い声で対抗していました。思わずチャコに加勢して、ガラス越しでしたが侵入猫を睨んで追い帰してしまいました。
猫が集まって勢力争いをするときの鳴き声が苦手です。猫は、チャコちゃんがときどき日向ぼっこに来るくらいがちょうどいいのかな。
猫よりも小鳥が集まってくれる方がうれしいです。
メジロがさかんに鳴いていたので、そっと写して拡大してみました。忙しく首を動かして、お食事中だったようです。

私のスヌード

シンプルなグレーのスヌードを着こなせるほど若々しくないので、イタリア製のきれいな色の毛糸を選びました。
赤い色がほしいし、紫も使いやすそうですし、青もキレイです。
欲張って3色とも求めて、気ままに編みつなぎました。
手持ちの地味な紺色の服も、これで再活用できそうです。

選ばれるのは?

友だちに会ったときにフェアアイルのショートケープを着ていたら、「私にも編んでほしい」と言われました。
好みの色の組み合わせを聞くと、「薄紫と白、それにブルーの濃淡とピンクくらい。」とのことでした。
中学生の頃からの気心のしれた仲ですが、身につけるものの好みはまるで違います。私が「これがいい」と思うものは彼女の好みではないかもしれない・・・と思うと、あれこれ配色に迷い、試し編みを繰り返しました。どれが選ばれるのか、このつぎ会うときのお楽しみです。

スヌード(輪になっているマフラー)

スヌードというのは、決して新しい物ではないようですが、今年の流行アイテムとしてファッションショーにも登場していましたし、デパートにも並んでいます。
目新しくて、ファッショナブルなだけでなく輪になっているものを首に掛けるのですから、するりと落ちてしまう心配がないのがいいですね。
マフラーは二重に巻いていたはずなのにハラリとほどけていたり、「おやっ」と思ったら「していたはずのマフラーがない」・・・今きた道を引き返してたどり、運よく見つかったときのほっとした気分は焦って探し回った疲れを忘れさせてくれますよね。
アルパカウールのグレーと白の混じり糸で、アラン編みのスヌードを編みました。
つややかなアルパカウールの、ゆったりとした雰囲気の温かいスヌードになりました。

フェアアイルのマフラー

カラフルな毛糸を手に入れて、着てみたい色合いに作りたいと、いろいろ試してみました。
色を選ぶのは、とても楽しいのですが、とても難しいと痛感します。
私をフェアアイルの虜にしたのは、風工房さんの本に載っている作品の色合わせの魅力だったのですから、本のとおりに編んでみることにしました。
帽子を編んでみて、色の取り合わせをもっと習いたと思い、挑戦したのがこのマフラーです。
本の写真を見て「いいな」と感じて選んだのですが、一針一針編んでいくとそれぞれの毛糸の色がじっくりとしみこむように感じます。夜は多色刷りの本の色を識別しにくくて、ちょっと間違ってしまったところもあります。でも、習作ながら「いいマフラーができた」と思います。
どこかでどなたかに愛用していただけたらいいなと思います。