春の街

中学時代からの友だちと会って ゆめちゃんとアールの話をするつもりの日だったのですが、ゆめちゃんのお母さんは体調を崩してしまったので、一人で街を歩いてきました。

手芸店では キャスケット帽子のブリムの芯を手に入れました。 毛糸売り場では、ほしかった糸がちゃんと手に入りました。生地の売り場でみつけたジュートクロスは、ショップの写真の背景にしてみたい趣です。やっぱりほしかったな。

うららシリーズの春のマフラーをショップに展示するときにあわせる 白いTシャツを探して歩きました。ちょっといいな、と思うと「エーッ」と言いたいような値段ですね。

パルちゃん

初めてパルちゃんを見かけたときには、アースカラーのダウンジャケットを ステキに着こなしていました。ときどき公園で会うパルちゃん、寒い日には つなぎのセーターを温かそうに着せてもらっていました。

暖かくなっても服を着るというパルちゃんに、春のセーターを作らせてもらいました。純綿の糸を使って 「シルクのあこがれ」と同じデザインで編みました。 予想通り、渋い色が茶色のパルちゃんに よく似合いました。足が長くてほっそり見えるパルちゃんですが、肩と胸はしっかりしていることも分かりました。

昨日、日曜日に パルちゃんとお花見に行って、MOKOのセーターを着たパルちゃんが 可愛いと評判になったという うれしいメールをいただきました。ありがとう!!

パルちゃんの着心地も参考にして、えりもとに花のモチーフをあしらった 純綿のセーターをMサイズをメインにして作ろうと思っています。作りたいセーターがたくさんあって、頭の中はいっぱいです。一枚一枚編み上げて ショップに出しますので、どうぞよろしく。

犬服のモデル

犬服を作り始めたのは、友だちのチワワさん用に ちょうどいいセーターを編むことからでした。何枚か編んでみて試着してもらったのですが、着せてみながら作るわけには行かないので、チワワサイズのマネキン君を見つけたときには 大喜びしました。

でも、マネキン君の体型は 友だちのチワワさんとは違っていました。つくづく眺めると、マネキン君の首は前にずれていて 胸が小さいようです。

アールのセーターも前足から首までの長さが充分あるほうが 着崩れしませんでした。柴犬、プードル、体型はずいぶん違うのですが、胸から肩の辺りが窮屈だと 着にくそうに見えます。

最近は、マネキン君の体型から調整して編んでいます。でも 編みあがったセーターを写真に撮るには マネキン君に着せるので、マネキン君の体には合っていないセーターの写真になってしまいます。セーターの写真モデルを考え直す必要がありそうです。

ブルー「うらら」の帽子

夕方の散歩のとき、空が黄色くかすんでいました。黄砂で、のども鼻も むずむずしました。

アールも 汚れた涙を流し 毛も なんだか黒っぽくなってしまいました。 帽子の写真モデルには 真っ白アールでなくては。シャンプーしたいのですが、温かい春の雨で 皮膚の調子がちょっと悪く 洗えません。

アールの帽子と同じ モチーフつなぎのシリーズ「うらら」のショップ公開は もう少し遅れそうです。

帽子の値段

アールの帽子を作るときには、手間や経費は考えずに ただ「きれいな帽子にしたい」とだけ 考えていました。

配色を変えて 同じデザインの帽子を作って ショップに出すには、値段をつけなくてはなりません。糸の色を変えるたびに 糸端の始末をしながら モチーフを仕上げるのは、かなり手間のかかる作業です。帽子作りにかかる時間を計算すると、ブランド物の高級帽子の値段にしても「私の手間賃って そんなもの?」と言いたくなります。

アールの帽子

白いアールには、きれいでカラフルな帽子が映えるでしょう。アールにはブルーが似合うので、モチーフはブルー系にしました。

できあがった ちょっと大きめの帽子、初めは 頭を動かして 落としてしまったのですが、みんなで「アール、可愛い!アール、似合うね!」とほめたら、帽子を落とさないように 首を前に出して そっと歩いていました。

モチーフ つなぎ

アールの帽子は、本を参考にして モチーフをつないでいきました。

モチーフつなぎで 犬のセーターにするには、モチーフの大きさや組み合わせ・つなぎ方を工夫しなくてはなりません。

形作りに付き合ってくれるのは、水色のマネキンワン君です。何度も編みなおし 組み替えて、着せてみて 体に合わせるにはどうすればいいか 考えます。今までセーター作りに付き合ってくれてきた マネキン君の足は、すっかり変形してしまっています。袖に足を通さなくてすむスタイルを 一番喜んでいるのは、水色マネキン君に違いありません。

材料を買う

アールの帽子を作るモチーフを決めたので、必要になる糸を買い足しました。

銀行に行くついでに 駅前の手芸品店を覗いたのですが、ほしい糸は扱っていませんでした。電車に乗って 街まで出かけるつもりはなかったのに、買いたい糸が手に入らないとなると、駅に向かって走っていました。

飛び乗った電車には、春休みで 「制服を脱いで 初めてのオシャレね」 と言いたいような若者たち、元気な小学生が乗っていて、街は賑やかでした。

目的の糸だけ買うつもりで、6階まで上がる途中で「せっかくだから ボタンも」と3階で途中下車。糸の売り場では 目的のものを手に入れたのですが、「ひまわりのような黄色はないかな、」などと売り場を何度も回って くたくたになりました。品物が豊富なお店を見て歩くのは楽しいし 納得できるものを作るのに役立つのは分かるのですが、時間と体力がいりますね。 必要なものがわかっているときは もっと手軽な方法にしましょう。

モチーフ作り

春らしい色合いのモチーフを作りたいのです。アールに似合うブルー系と 今年の流行のコーラルピンク系。

箱に並べた 色とりどりの糸を見ているだけで うきうきします。ブルーでまとめるにも、選ぶ色 組み合わせの順序で趣が変わります。twodashの選ぶいろどりは なんとなくクール、私は ほんわかと淡くなります。

できたモチーフを見ると ちょっと組み合わせを変えて もう一枚試してみたくなります。時間がたつのも忘れて 編み散らしたモチーフで テーブルがいっぱいになりました。ためし編みのモチーフを集めて カラフルなセーターにしてしまいたいくらい 春らんまんのテーブルです。

「シルクのあこがれ」、ショップに出しました。

憧れのシルクヤーンで編んだ 春物の犬のセーター「シルクのあこがれ」ができました。花のモチーフを えりもとに縫いつけ、すかし編みにしました。シルクとコットンの 天然素材ならではの 手ざわりです。室内で いつも服を着ているワンちゃんに着てほしい 軽やかなセーターです。ぜいたくな糸ですので、残り糸まで大切に使いました。あまった糸で できた花のモチーフに ひもをつけました。セーターの花を2つにすることもできますが、お散歩バッグなどに ちょっと結びつけて、ペアルックのワンポイントアクセサリーに、というアイディアです。糸の色により、ひと巻きの長さが 少しずつ違うのでしょうか、残り糸で編める花の数、大きさは まちまちでした。