ジジは遊び盛りですが、遊び方も表情も毎日新しくなるようです。
子猫はすぐに大人になってしまうかと思うと、時間を止めたくなります。

小さな蜘蛛が窓際に下りてきました。
ジジの狩の本能が刺激されてみたいです。腰を落として狙います。
獲れるはずないのですが、蜘蛛をオモチャにしてほしくはないので、そっと処分しました。
でも、もういない蜘蛛をジジは狙い続けていました。
狙っているつもりなのに、いなくなってしまって・・・おかしいなぁ。
まあいいか、カーテンで遊ぶことにしておこう。
活動時間のジジは、遊びに夢中です。
オモチャを見失うまで、ひとりでめまぐるしく動き回って遊んでいます。勢い余って、ゴツン。頭をぶつけるのか、おでこにタンコブや傷あとが見えます。
手指を動かして見せると、目で追って飛びかかろうと狙ってきます。
元気いっぱいのジジですが、予防注射を受けさせた日には、家に帰ってしばらくするとコタツに潜りこんだままじっと動かず、抱き上げても、すぐコタツに逃げ帰ってしまいました。
餌も食べようとせず、好物のおやつを鼻先に近づけても口を開けようともしないで、ただ、コタツに潜んでいました。
まる一日『こねこのピッチ』のように、そっと大切にされて過ごしました。
さんざん心配したのですが、翌日には少しずつ餌を食べるようになり、次の日には、一日食べなかった分を取り返すかのような食欲を発揮して、以前にます元気で遊びまわっています。
フェアアイルニットを編みたいときは、まず、『風工房のフェアアイルニット』を開きます。
赤と青でイギリス的な印象に仕上がっているセーターは、私が好きなデザインです。このパターンを緑と青の配色にアレンジして、男性用のベストを編んでみました。
ジェミーソン&スミスの毛糸を使ったので、抑えた感じの色合いの軽くて暖かいベストになりました。気軽に着てくれるといいなと思っています。
ジジが来てからも編み続けていたベストです。一目ずつ編むごとに引き出されていく毛糸の動きは、猫にとって興味の尽きない動きだったのではないかと思うのですが、一度も邪魔されることなく編むことができました。
「さわってはいけない」というメッセージを読み取ることができる賢い猫、と思うのは猫バカかしら。
三日目のジジは、家中探検しました。
電話で話しこんでいる間に、ジジの姿が見えなくなり、部屋中探し回ってもみつかりません。呼ぶと、ときどき鈴の音が聞こえるのですが、出てきません。まさか・・・とは思ったのですが、2階も見に行きました。階段は登れないだろうと油断していたので、2階の部屋のドアは全部開きっぱなし、順番にのぞいても見つからなくて、下に降りて、もう一度隅々探し回りました。1階にはいなかったので、2階の部屋を一つずつ丁寧に探しました。
「見つけたっ」と思ったら、するりと逃げて棚の下の奥に潜みます。やっと捕まえて、2階のドアを全部閉めておきました。
2階の探検は面白かったのか、その後も姿が見えなくて「ジジ」と呼ぶと、階段の上から見下ろしていて、するっと降りてきました。
ジジのオモチャの好みは、固めのプラスチック、細いひも状のもの、見上げる位置で跳ねるもの・・・今のところ、毛糸は無視していますが輪編み針には興味津々です。
人懐こく、抱かれるのが好きなだけでなく、家の中を歩くのも人の足に絡まるようについてくると思っていたら、今は、歩くというより走り回っています。
階段も、危なげなく走って上り下りできるのに、今朝は、「猫をかぶって」抱かれて降りてきました。
土曜日に父の法事を終え、日曜日の朝から長門峡へ行きました。
SLやまぐち号に乗ったこともある山口線、JR長門峡駅に停車する列車は少なくて、11時着の列車にしようかと迷ったのですが、8時半には歩き始めました。
心配した雨もすっかり上がり、10時頃には木漏れ日も差し始め、心地よい秋の日を満喫しました。
11月にはいると紅葉客に対応したサービスがあるようですが、朝はほとんど人に会うこともなく山の息吹に浸りました。
観光シーズンより早かったのですが、梢だけ色づきはじめた木も、真っ赤に染まっている木もありました。木の種類が多いのでしょう、多様な色合いが繊細です。
こんなに大きな岩が転げ落ちることもあるのだろうかと、道に張り出した岩を避けながら歩いたり、深いふちを見下ろす細い道もありましたが、手入れが行き届いていて、5.3kmを往復するのは苦になりませんでした。
『風工房のフェアアイルニット』の中で、私が好きなデザインのひとつがマイルドラナで編んだマフラーです。
このデザインを並太のパーセントに置き換えて、ジャケットを編んでみました。
楽に着られる形がいいので、ラグラン袖にしたいと思いました。
先に編んだMr.Rのジャケットの編み方に倣って、身頃と袖をそれぞれ脇下まで編んで、袖付けからは一続きに編みました。
カウチンを一続きで編んだときは、とても重かったのですが、並太毛糸なので苦になりませんでした。
ひと続きに編むと、毛糸を短く切らなくてすみますし、袖と身頃の接ぎがないので、仕上げが楽でした。
衿は別に編んで、気分を変えたり寒暖の調節に対応するのもいいかと思います。