「シェトランド」というドラマが放映されている、と聞いて、原作のアン・クリーヴス作「シェトランド四重奏」、『大鴉の啼く冬』『白夜に惑う夏』『野兎を悼む春』『青雷の光る秋』さらにそれに続く、『空の幻像』『水の葬送』『地の告発』『炎の爪痕』合計8冊のイギリスのミステリーを読みました。
ほとんど日の差さない雪と氷と風の冬、安息の夜が訪れない白夜の夏、そんなシェトランド諸島での生活の厳しさを思い描き、そこで培われたフェアアイルニットへの思いを新たにしました。
シェットランドの羊からいただいた毛糸とその色を大切に生かして編み続けたいと願っています。


フェアアイルの編地を考えるのは、なかなかの作業です。夏の暑いときにはブルー系に偏りがち、春には花の季節を思ったり、キラキラ光る雪を思い浮かべたり。
MOKOのショートベストを着ていたら、「そら豆ちゃん(ドラマ『夕暮れに手をつなぐ』で広瀬すずさんが演じるヒロイン)のベストみたい」と言われた、と聞きました。
一つの作品を編むにあたって、それぞれの色をどのくらい使うか、あらかじめ計算しなくてはならないのですが、途中で足りなくならないように、余裕を持たせて注文します。当然のこと、余った毛糸がどんどんたまってしまいます。
襟もとのツリー模様を生かして、丸ヨークのセーターを編みました。計画してから編み上げるまでに、2ヶ月以上経ってしまいました。
服の呼び名は流行もあるらしく、なかなか難しいです。
20年以上前に、ジェミーソンズのシェットランドヤーンで編んだ、私の初めてのフェアアイルです。カラフルな毛糸の組み合わせが楽しくて、また、少ししか使わない毛糸が余るのがもったいなくて、同じものを3枚編んで友だちに配りました。
丸ヨークのチュニックを編んでみました。
この薄紫色の編地が気に入っているので、フェアアイルニットの定番、Vネックのベストを編みました。
ショートベストを着こなしてくださる方は多くないのですが、いろいろな着方でおしゃれのアクセントになると思い、もう一枚編みました。