残り毛糸で

友人が初めてのお孫さんのために編んだアフガンは、素敵なモチーフつなぎでした。
ユニットのモチーフもユニークですし、モチーフの繋ぎ方も斬新です。是非、試してみたくなりました。
手持ちの残り毛糸で、みーちゃんと一緒にひざ掛けを作ることにしました。少しずつ繋ぎ合わせながら編むと、「もっと大きくなるように」と編み足す意欲も膨らみます。
もう一枚、赤と黄色を主調にして編みたいと相談しています。冬休み中にひざ掛けを2枚仕上げるのは、ちょっと無理かしら。
みーちゃんとしょうまくんが来ると、家の空気が変わります。
プールの朝練をがんばったしょうまくん、あくびが出ても「眠くない」と言っていたのに、アールのクッションを抱くと、もう眠っていました。
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白い山茶花

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冷え冷えと曇っている朝は、垣根の中に一本だけある白い山茶花が目を引きます。
毎年、紅い木よりも一足早く咲いていたのですが、今年はゆっくりと大きな花をつけました。
ジョジョジョジュンジュンとよく啼くメジロがいつも来ていたのですが、このところ食いしん坊のヒヨドリ夫妻に追いやられてしまっています。

寒くなってきましたね。

img_1605水をまくと、こそっと動く姿を目にしていたカエルくんも見かけなくなりました。石の上にいるから白っぽいのではなく、草の中でも白いカエルくんです。
春先、白いオタマジャクシとかいって騒いでいたような気がするのですが、今年お馴染みになったうちのカエルくんです。
アールがいなっくなったのを確かめるように、猫がゆっくり窓をのぞきこんで歩いていきます。この前はイタチがさっと走り去るのが見えました。(そんなに田舎じゃないと思うのですが。)
カエルくんにとって、安全な庭ではなくなってしまったようですが、冬の間の寝床をみつけたのでしょうか。

アールのクッション

img_1444アールのカウチンセーターのサンダーバードの部分を長方形にとって、クッションにしました。皮膚病ですっかり毛が抜けたときに使ったお寝巻きセーターで作った中袋に、貯めてあったアールの毛を詰めました。寒い方が好きなアールに着せるのは可哀想と思っていたのに、予想外に役立ったカウチンセーターは、柔らかく温かい、しっとり重みのあるクッションになりました。
膝に乗せるには大きすぎたアール、でも甘えて膝の上に座ると尖ったアールの骨が腿に突き刺さりました。
アールのクッションを膝に乗せると、ほっとくつろぎ落ち着きます。今は、ちょっと暑過ぎますけど。

アールの絵

img_1423fix1友人がアールの絵を描いてくださいました。6号の油絵です。アールの存在感があふれてくるようです。
部屋の片付けはちっとも進まないのに、昨日は、暑い午後汗だくになって家具を並べ替えて壁面を大きくとれるようにしました。その真ん中にアールの絵を飾っています。
こんな風に絵に描いていただけるなんて、アールは犬として幸せな生涯だったのですね。ありがとう。

5週間経ちました。

img_1238-16月5日、信頼する獣医さんに「肺炎」と診断されたとき、「手放して入院させたら、アールは頑張ることを諦めてしまう」と思いました。でも、酸素吸入をして、変化する病状に合わせて点滴の薬を調整して治療していただくには入院しなくてはなりませんでした。
「治してくださる」と信じたことを、アールに伝え切れなかったのだと思うのです。「なぜ、一緒に連れて帰ってくれなかったの?」「呼んだのに、傍にいてくれなかった。」というアールの声が聞こえそうです。
アールだって若い頃はちゃんと留守番できたし、聞き分けのいい子でした。でも、3年前に病気して以来、心配でひとりで置いておかなくなり、具合が悪いときには夜中も付き添っていました。最近では、姿を見失うと「ワフ」と呼んで確かめるようになっていました。
検査のために病院に預けると、落ち着かずに騒いだそうです。家に連れて帰れる方法はないか考えたのですが、治療をうけるには入院しなくてはなりませんでした。アールと私たちの限界だったと思うのです。
アールのために敷いたカーペットはすっかり擦り切れてしまっています。「掃除と片付けは嫌い」なんていっていられません。
子犬の頃からの写真を整理してアルバムにしました。下の「Picasaウェブアルバムへのリンク」をクリックするとご覧いただけます。
Picasa ウェブアルバムへのリンク

アールの想い出

fh040003110年前の3月下旬、愛媛県寒川から瀬戸大橋を渡ってきて、うちの子になりました。
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おとなしくて、いたずらに困らされたことはなかったと思っていたのですが、トイレ用に作った砂場で熱心に植木鉢をかじっている写真を見つけました。
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うちに来たときには膝にのせたり、抱いて頬ずりしていたのに一ヶ月に3kgずつ体重が増えていきました。
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fh000027オスの成犬として群れの頭になりたがる頃、家にいる「赤ちゃん」にも決して逆らってはいけないことを教えられ、無茶をして突進してくる「人間の子」にじっと耐え、そっと遠ざかっていくことを学びました。
fh020020いつも階段の上から玄関を見下ろし、家の人の動向をとらえていました。
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アールは、私にとって歳相応に幸せな10年間を共にしてくれた素晴らしいパートナーで、家族を思う同志でした。
アールの素直なあどけなさが、強くやさしくなることを教えてくれました。穏やかにそっと背中を寄せてくると、あわ立つ胸の思いがすっと吸い取られるようでした。おっとりと大きく白いフワフワの毛は無尽蔵の包容力と慰めの源でした。
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3年前に病気になったときも、手当てに応えるように見事に回復してくれました。とても大きな喜びでした。
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寿命があることは承知していても、「いつまでも」と願わずにはいられませんでした。

24100752アールは「もういいでしょ」といったのだと思うのです。

享年10年5ヶ月

img_13216月6日午前8時、アールが永眠いたしました。
5月25日、満10年5ヶ月の日、拡張型心筋症と診断されました。薬が良く効いて、それからの一週間で胸に溜まった水が抜けて体重は3㎏以上減りましたが、足腰もしっかりと歩けるようになりました。
6月に入って、食欲が落ち元気もなくなり、嘔吐するのでポカリスウェットだけでも飲ませたいと思ってもアールは嫌い、6月5日に診察を受けたときには「肺炎」と診断されました。体重は元気なときから10㎏減っていました。病院に連れていき検査を受けるとアールは消耗します。この日も、診察が終わったときには呼吸が苦しそうで、酸素吸入も点滴もしてあげられない家に連れて帰れず、最良の治療を受けさせるために入院させました。
翌6日朝、容態急変の連絡を受けました。
「自分の足で歩き続けなさい」という言葉どおりに、最後まで自分の足で歩きました。

3キログラム減!

一週間分の薬がなくなったので、アールを獣医さんに連れていきました。体重を量ったら、3㎏以上減っていたのでびっくりしました。胸に溜まっていた水が減ったので、体重も減ったそうです。
3㎏の水が胸に溜まっているのを想像してみると、「苦しかっただろうなぁ」と思います。この一週間の間に、アールは自分で立ち上がれるようになりました。薬が効いているのを目の当たりにすると、またもう少し一緒に仲良く暮らせそうな気がしてきました。
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アールの薬が増えました。

散歩の距離も短くなり、調子に乗って歩くと動けなくなってしまうアール。 家の中でも足を踏みしめられずに滑って転び、そのまま立ち上がれなくなることも増えました。
獣医さんに「少し調べてみましょう」と言われ、レントゲンを撮りました。胸に水が溜まっているのがわかり、超音波で調べることになりました。検査の結果、拡張型心筋症といわれました。ドラマの名医が華麗にバチスタ手術をする、あの心臓の病気です。アールには、今までだって十分たくさん薬を飲ませていたのに、またまた薬が増えました。 暑さに気をつけて安静にするように注意を受けました。
散歩の楽しみも減りましたが、アールが滑る玄関周りの床にコルクを張って家の中を少しでも快適に過ごせるようにしました。 コルクの床材をホームセンターで求めたら、ペット用品のカタログの四分の一の価格でできました。