アールの朝寝

200905030746暖かくなってきたからか、明るくなる時刻が早くなったからか、アールも早く目を覚ますようになりました。 でも、人間が起きだすのを見ると安心するのか、餌も食べずにまた寝てしまうことも多い昨今です。
晴れて日中の気温が高くなる日が続いたとき、目覚めてすぐ、朝の公園まで行きました。 散歩のはずなのに、アールは、ただ木の陰に座ったままでした。 静かで空気の冷たい早朝の散歩を復活させたいものです。

お散歩日和

2009043016501「寒さには強いはず」と獣医さんには言われるのですが、ちょっと気温が低い日が続いた間、アールはお腹をこわし毛布にくるまり、お散歩もパスしていました。
「まだ、歩かないかもしれないな。」と思いながら散歩に連れ出してみたら、久しぶりに公園の一番奥まで足を伸ばしました。 ずいぶん久しぶりのことでした。
アールと歩くとうれしくて、ツツジのピンクがひときわ鮮やかに見えました。 つがいのコゲラも睦まじそうでしたし、リリロ・リリロ・チュリリリと鳴きながら飛んでいたカワラヒワもさわやかな風と戯れているようでした。
一回りしたアールは、つまずいて転んだ石畳の上にそのままごろんと寝てしまって「もう動きたくない。」

八重桜の公園

200904201608_2アールの足腰の衰えが気になり、少しでも歩かせたいのですが、頑固なアールは散歩も一回しか行かない日が増えました。 一昨日、久しぶりに「車で連れて行って」とアピール。 「今日は歩いていく」と言っているのに、意思が伝わっていないと思うのか、何度も「車で…」と頑固モードになったのですが、 「お休みの日は込んでいるからダメ。 アシタね。」と説得しました。
「明日」と言う意味はわからないのでしょうけれど、アールにとって「アシタ」は、「アールの言い分はわかったよ。」ほどの意味として伝わっているのでしょうか。
約束なので、アールを車で公園に散歩に連れて行きました。 ソメイヨシノは小さな葉が出て薄緑色でした。 落ちていたガクがアールの足にいっぱいつきました。
もう、満開の八重桜の花が重そうでした。 ツツジもハナミズキもフジも咲いていました。 お隣の庭には風にも負けずに緋牡丹が咲いています。 桜の後、こんなに一気に花盛りになっていたかしら。 「今年は桜が早い」と騒がしかったにしては、桜満開の入学式だったとは思うのですが…

アールの体調管理

img_13461その時の体調で、食欲も散歩の意欲も変わるので、アールの様子を見てアールに合わせているのですが、「わがまま」と感じるほど、言葉も使わないのにさまざまな意志を伝えてくるアールです。 家の外に出たいけど散歩には行きたくない、「今してほしいのはブラッシングだ」と、ゴロンと横たわる場所と体型で表現。 そろそろ換毛期なのですね、いつもの3倍くらい毛が抜けました。
他の薬を与えた30分後に飲ませなくてはならないお腹の薬は、つい忘れてしまいます。 でも、アールはちゃんと要求するのです。 「アッ、忘れてた」と気付かせる独特の動きをしてみせます。
微妙なバランスで体調を維持しているアールですが、寒さに敏感で薬を忘れず、寝る前の吸入の習慣を守る「アールの自己管理」の賜物です。

春の公園

img_1343暖かくなってきたので毛布はいらないかしら、と思ったら、「コホッ」と軽く咳払い、毛布にくるまれて寝たいという合図です。 冬の間、夜中に冷えてくると、「コホッ」と軽く咳をするので毛布をもう一枚掛けそえていたことから、軽く咳をすることが、「毛布がほしい」という合図になったようです。
行きつ戻りつしながらも、春は一歩ずつ近づいてきました。
久しぶりに池のほとりの公園に行ったら、春の花がいっぱいで、サクラの蕾もふくらんでいました。 目の前をさっと飛び過ぎたのはツバメでしたよ。
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ヒイラギの花

img_1321家に入ろうとする時、ほのかな香りにヒイラギの花が咲いたのに気付きます。 近づいてみると、レモン色のスズランのような可憐な花房です。 写真に映したかったのですが、白いアールの陰で背景に溶け込んでしまうような静かな花です。
春先は気だるいのか、朝の餌も食べずに午前は寝て過ごすアールです。 ちょっと心配でマグロの切り落としを買ってきたら、むっくり起き上がりました。 マグロは調子が悪い時の特別メニューで、元気になると「ドライフードが自分の餌」と決め込んでいるふしのあるアールなので、少し調子がよくないのかもしれません。 それとも「大事にしてもらえている」という満足感が食欲につながるの?
「歳をとってきたからか、だんだん頑固で我がままになってくるみたいです。」と獣医さんに言ったら、「そう、人間と同じね。」ですって。 img_1326

マイペースで歩いています。

アールの散歩は気まぐれです。 無理に連れ出しても道路にも降りずに帰ってしまうので、「散歩は?」と声をかけたら自分から立ち上がるときに連れ出すことにしています。
ゆっくり歩くアールは人目を引くのか、よく声をかけられます。「大きいね」「おとなしそう」「優しい目」「まっしろ」注目されると嬉しいアールは、近づいていってご挨拶。 「ふわふわで いい気持ちね」となぜてくださる方も多いのですが、近寄るには大き過ぎると思われる方もあります。
静かに歩き続けるよりも、優しく声をかけていただくことが楽しいアール、だれもいない公園はちょっと物足りなかったかな。
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10歳の誕生日

img_1277夜来の風の音が止んで、ぐっと冷え込んだ朝、神戸にも雪が積もっていました。
アールを洗うには寒すぎるかしら・・・・・・と思っていたら、窓いっぱいの日差しに部屋も暖かくなってきたました。
アールは、結構風呂好きのようで、「そろそろ洗って」といわんばかりに風呂場を覗き込んだりします。 座り込んでしまうと後足が洗いにくいのですが、おとなしく洗わせてくれ、湯船にゆっくり浸かります。 お風呂から上がると、まるでエステ気分でゴロンとくつろぐアールを12枚のバスタオルと2本のドライヤーで乾かします。 これが重労働! 寒い時には、クールダウンせずに温風で乾かし続けられるので、ちょっと助かります。
「真っ白になったね。」 ほっとして、ふと気付いたら、アールの誕生日でした。
「ちょっと具合悪くなると、全体に調子を崩してしまいますね。」と獣医さんにも言われるアール。 悪い所を数えたら、片手では足りないでしょう。 やっと10歳になりました。 これからも、アールのペースで仲良く暮らしましょう!

久しぶりの散歩

寒い日が続いていますが、アールはだいぶ元気になってきました。 一時は弱って、自分では立ち上がれなくなってしまったのですが、腰を支えると立つようになりました。 一日中同じ場所で、ゴロンと寝ていたのですが、元気を取り戻すとともに、人間に合わせて、場所を移動するようになりました。
慢性気管支炎には、冷たくて乾いた空気がよくない、と聞いたので、お昼の一番暖かい時間に散歩に連れ出してみました。 ちょっとだけ歩いてくるつもりだったのに、なじみの公園まで行くと頑固に進み続けました。 躓いたり、座り込んで休んだりしながらも、無事にひと回りしました。 戸外の散歩は20日ぶりでした。
「いつまでも元気に、自分の足で歩き続けなさい。」アールに言い聞かせた、私の願いです。
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2009年もよろしく。

秋から初冬にかけてお腹の調子もよく、私の好きな畑の中の神社までの散歩道を歩くようになっていました。 でも、暖かい時間なのに、頑固モードで散歩を拒否する日が数日続いたあと、朝から嘔吐が続きました。 子犬の頃から、朝起きぬけに胃液を吐くことはよくあったのですが、一日中嘔吐が止まらないので、病院に連れていって点滴を受けました。 3年前、体調を崩して病院通いが始まったのと同じ、12月27日でした。
一段落すると、嘔吐は激しく咳き込んだためと分かりましたが、食欲も落ち、体力も消耗してきました。
咳が気になって、スチーム吸入を始めていたのですが、慢性気管支炎は進行していたようです。
アールは、お腹も弱いので、これ以上内服薬を増やしたくないと、吸入薬で治療することになりました。 アールの口に合う吸入器はないので、病院に通って吸入することを勧められました。 でも、半日病院に預けると、アールは消耗してしまうので、吸入の効果はあっても体力が不安です。 そこで、家でも吸入できるように、オリジナル吸入器を工夫して作りました。
心配しましたが、アールは少しずつ元気を取り戻してくれています。 お腹の調子も崩してしまったので、むかし老獣医さんに「生肉が一番」と言われたのを思い出して、マグロの切り落としなどを食べさせています。
お正月、遊びにきたしょうまくんは、吸入の先輩です。 アールをそっとそっと撫ぜるしょうまくんの手が止まるまで、大人たちは小さな手の動きの優しさに見とれていました。