久しぶりに公園に行きました。
厳しい寒さが続いていたのに、公園は梅・サンシュユ・ミモザ・・・と、はんなりと春の空気に包まれていました。
ジジと一緒に散歩できないので、公園に行くことが少なくなりました。
ジジをリュックに入れて、背負って歩く?
リードを付けて、公園を歩かせる?
外に出さないことにしているのだから、外の気持ちよさを知らないままにした方がストレスなく幸せに暮らせるのかもしれません。
散歩の間、ジジはおりこうに留守番していました。
長門峡(山口県)
土曜日に父の法事を終え、日曜日の朝から長門峡へ行きました。
SLやまぐち号に乗ったこともある山口線、JR長門峡駅に停車する列車は少なくて、11時着の列車にしようかと迷ったのですが、8時半には歩き始めました。
心配した雨もすっかり上がり、10時頃には木漏れ日も差し始め、心地よい秋の日を満喫しました。
11月にはいると紅葉客に対応したサービスがあるようですが、朝はほとんど人に会うこともなく山の息吹に浸りました。
観光シーズンより早かったのですが、梢だけ色づきはじめた木も、真っ赤に染まっている木もありました。木の種類が多いのでしょう、多様な色合いが繊細です。
こんなに大きな岩が転げ落ちることもあるのだろうかと、道に張り出した岩を避けながら歩いたり、深いふちを見下ろす細い道もありましたが、手入れが行き届いていて、5.3kmを往復するのは苦になりませんでした。
冬のねぐらを見つけたのかな
4匹の子猫
秋の散歩
キンモクセイの香りは秋を感じる冷気に似合うのに、歩き始めると汗ばむほどでした。
季節に惑わされそうですが、彼岸花は萎れたものばかり目立っていました。
用水路の脇に茂っているススキに目をやると、真っ赤な花が目に入りました。近づいて確かめたくなる鮮やかな赤色でした。
クヌギの木の大きなドングリを拾ったのは、2週間前でしたが、カシの木なのか、まだ青いドングリがいっぱい生っていました。
コスモスに混ざってヒマワリがたくさん咲いているのを見て、ヒマワリとコスモスは別々に咲いていてほしいと願うのは、頭が固いのだろうかと自問してしまいました。
『はないくさ』という絵本を思い出しました。
はるにははなのはながさき、あきにはあきのはながさく。
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あらそいやめよ、おみなえし。
・・・・・・・
長いひげのおじいさんが杖を振っている挿絵が記憶に残っています。
実りの季節
「暑さ寒さも彼岸まで」とは言っても今年は信じられない、と思っていたのですが、雨上がりの空気も冷たく感じられ散歩の足を伸ばしてみました。
カタツムリは、ナメクジの親戚と思うと「でんでんむし虫カタツムリ・・・」と歌う気分にはなれないのですが、葉陰の白い渦巻きがきれいでした。
かなり大きくなっているオレンジパンプキン、子どもたちが小さかった頃、ジャック・オー・ランタンを作った残りをパンプキンパイにしたのを思い出します。
ノブドウの実は、このままアクセサリーにしたいような素敵な色合いです。
英語でインクベリーとも呼ばれるというヨウシュヤマゴボウ(アメリカヤマゴボウ)は全体に毒があるそうですが、鳥たちは食べているようです。この実を食べたムクドリの群が家の前の電線に止まると、空から青インクが降ることになってしまいます。
シギもカワセミも・・・
今朝は、東の空に雲がかかって日差しが和らいでいたのでので、久しぶりに畑の中を散歩しました。
刈田の稲の株から、もう緑の新芽が伸びていました。
田の畔にも道ばたにも、ニラの花が咲いていました。こんなにたくさんニラが生えていたのかと驚くほどです。
用水路の水は静かにすんでいて、菱やきれいな水草の傍を泳ぐ小魚がよく見えます。
シギを見つけたのですが、川上に飛んでいってしまいました。それを追うようにもう一羽、川下から飛んできたのですが、やはり写すことはできませんでした。
カワセミの鮮やかなブルーを捉えて、叢まで目で追っていたのですが、そこから飛び立つ姿は見ていないのに、見つけられませんでした。
ニホンカワウソの絶滅や知床のヒグマがやせ細っているというニュースにいいしれぬ怖れを覚えますが、今、ここにこの水場があるのを見て、ただほっとしました。