雨の多い三月です。
むかし母は何のせりふか「春雨じゃ、ぬれてまいろう」と、傘を持つのを嫌って出かけていたのを思い出します。
日本では、三月の雨は四月の花をより美しく咲かせてくれるのでしょうか。
なま暖かく朝霧の濃い中、デルフィニュームの若い葉に露がたまっていました。
「チューリップはやっぱり赤が一番だね」と言って、年末のカレンダー代わりに花屋さんがくれた球根も元気に育っています。
クリスマスローズ
ポトス
シクラメン
雲間草
寒中の散歩
メジロの訪れ
冬の池
ヌートリアを見つけた池の流出口には、2羽のバンが仲良く泳いでいました。
バンは、それほど珍しくはないらしいのですが、図鑑で確かめて一度見たいと思っていた水鳥です。光のかげんで嘴の赤色がうまく写りませんでした。
鏡のような池の面で白く光るトリが見えました。岸には近づかず、遠くに何羽かいるのが見えるのですが、姿を追って見ていると、すっと水中にもぐるので見失ってしまいます。写真を拡大してみると、やはり、ミコアイサでした。
静かな池の面でぐるぐると回って波紋の輪を作っているのはハシビロガモたちでした。
嘴を水につけてぐるぐる回る習性があるのは知っていましたが、仲間たちで一緒にぐるぐると回るのは、はじめて見ました。ぐるぐる回るハシビロガモたちは池に渦を作るのでしょうか。魚の群が海中でまわって渦を作り餌を集めるという話を聞いたことがあります。