虞美人草ともよばれるので、中国原産かと思っていたら、ヒナゲシの原産地はヨーロッパで、世界中に帰化しているようです。「日本には、江戸時代以降に観賞用に渡来し、それから野生化しているので、花の色や大きさには変化が多い。」と説明されています。
この辺りでよく見かけるのは、ナガミヒナゲシという種類のようです。果実がヒナゲシより細長いから、ナガミヒナゲシなのだそうです。
こちらは、地中海原産で、アメリカやアジアに帰化しているそうです。「近年では、各地で道端や市街地に帰化している」と解説されていますが、「1961年に東京で見出され」とあるので、ヒナゲシよりもずっと後から渡来したもののようです。