カマキリの卵

朝の霜が解けて、「お日様ってすごい」と思う頃、メジロの賑やかな声に誘われて、そっと外に出て日向でじっと待ってみました。道を歩く人、車の音などが絶えなくて、メジロたちはなかなか戻ってきません。諦めて室内にもどると、また、メジロたちが囀り始めました。今度は、ジョウビタキの声も聞こえたので、そっと確かめに行こうとしたら、急に静かになりました。
「今度は、キミね。」一点をにらんで身を潜めている猫です。「キミは来てくれなくてもいいの。」エコヒイキな分け隔てなのは分かっていますけど、ちょっと我儘を言いたくなります。
繁茂したルコウソウの蔓をほどいたときに救出したカマキリの卵です。
卵を保護したけれど、カマキリくんたちと親しくしたいと熱望しているわけでもありません。

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