冬の池

ヌートリアを見つけた池の流出口には、2羽のバンが仲良く泳いでいました。
バンは、それほど珍しくはないらしいのですが、図鑑で確かめて一度見たいと思っていた水鳥です。光のかげんで嘴の赤色がうまく写りませんでした。

鏡のような池の面で白く光るトリが見えました。岸には近づかず、遠くに何羽かいるのが見えるのですが、姿を追って見ていると、すっと水中にもぐるので見失ってしまいます。写真を拡大してみると、やはり、ミコアイサでした。

静かな池の面でぐるぐると回って波紋の輪を作っているのはハシビロガモたちでした。
嘴を水につけてぐるぐる回る習性があるのは知っていましたが、仲間たちで一緒にぐるぐると回るのは、はじめて見ました。ぐるぐる回るハシビロガモたちは池に渦を作るのでしょうか。魚の群が海中でまわって渦を作り餌を集めるという話を聞いたことがあります。

マガモ、コガモ、カルガモ、鴨たちもたくさんいました。一回り小さい隣の池には、ヒドリガモたちが静かに泳いでいました。

体が重いのか、泳ぐときには水中から首だけ出しているカワウが重そうに飛び立っていきました。

ヌートリア

時雨れそうな寒い日でしたが、一万歩を目指して歩いてきました。
北に向かうか南に行くか・・・車通りの少ない道を選ぶことにしました。
池に着いた途端に目にしたのがヌートリアです。
以前は子育て中の家族などもいて、池でよく見かけたのですが、数年前に害獣と指定されたからか、最近とても少なくなったように思っていました。
カピパラよりも一回り小さくて、大きな野鼠といった風貌です。毛皮を利用するために養殖されていたこともあると聞いたことがあります。
久しぶりに見かけたヌートリア、水から出て全身を見せてくれるまで、そっと待ちました。

冬のキノコ

風もなく穏やかな元旦、初詣ほどの信心もないので、散歩に出かけました。
「ちょっと息切れしてきた。この坂、今日は勾配がきつくなってる?!」
「アールなら、もう動きたくないって、ここに伏せてしまうね。」無駄口が独り言ではないことに感謝。
まだ、梅の蕾は固く、なぜか小鳥の姿もありません。
桜の枝に、キノコがついていました。キノコを見分けるのは草花よりもずっと難しいです。
カイガラタケ(貝殻茸)の仲間なのでしょうか、脆く折れた桜の枝にもいっぱいついていました。
今年もどうぞよろしくお願いします。

フェアアイルのペアルック

『風工房のフェアアイルニット』に載っているベストを男性用にアレンジして編みました。
あまった毛糸で、寒がりなチワワくんのセーターも編んでみました。
ワンちゃんとのペアルックでお散歩してくれるかしら。

寄せ植え

3年前に鉢に植えた実生のマンリョウに、赤い実がたくさんつきました。
夏の間、木の下においてあったので斜めに伸びてしまったうえ、鉢の真ん中から生えているので、ちょっと配置しにくそうです。
葉牡丹や雲間草、花カンザシ、ブラキカムなどを添えてみました。花屋さんのアドバイスで庭のすみで繁茂している去年使った葉っぱもアクセントにしました。

冬の散歩

今年一番の寒波の襲来とのことですが、窓ごしに見ると日差しは穏やかでした。でも、外の風はピリッと冷たく頬をさします。
渡っていく鳥たちも風と苦戦しているのか、隊列がどんどん変ります。
歩き始めると体が温まり、厚着しすぎたな思いました。
道ばたには、もう水仙が咲いています。
陽だまりのツルニチニチソウ(蔓桔梗)は、寒さを知らないように見えます。
厳しい冷え込みは、これからですね。

農協のお店まで柚を買いに行きました。
白菜と豚バラ肉のはさみ煮も柚で香りづけすると一段と美味しくなります。
冬至も近いので、スーパーの柚は2個で300円位しますが、農協では一袋100円で小さめですが4個も入っています。とても大きいのは一つ100円です。ちょうどいい大きさの物は、きっとみんなスーパーの店頭に並んでいるのでしょう。
皮がつよく香るのですから、小さくて皮が多いのを選びました。
畑の方を歩くと、道ばたに生えている柑橘類の木をよく見ます。キンカンはすぐに分かります。温州みかんの実も、スダチの実も見慣れているので分かりやすいのですが、レモンや夏みかんや柚など、いろいろあるようですが見分けられません。
10月半ばに見つけた大きな実も柚だったのかもしれません。

ロングカーディガン

やっと完成!!
2009秋の『毛糸だま』に載っているロングカーディガンです。娘は、一目見たときから気に入ったようでしたが、ずっと編み始められなかったようでした。
「今は自分では編めないから、編んで欲しい」と材料の毛糸が届きました。
私の手元には編みたい物がいっぱいあるのですが、今すぐにも着たいという勢いに押されてしまいました。3週間で仕上げたいと思ったのですが、甘すぎました。
黒は見にくいので敬遠していたのに、黒地にグレーの濃淡の編み込み模様を引き受けたことを後悔しながら、でも、編みこみは楽しくて明るさを求めて日差しの中で編みました。
自分流にアレンジしながら編むことが多いのですが、「本のとおりに編んで」という厳しい注文でしたので、編み図のプリントミスを修正しただけで、本に忠実に従いました。
何よりも苦労したのは、衿のすくい目です。黒いのでよく見えない上に、細い0号針で拾わなくてはなりません。目数を正しく合わせなくてはならないし、手元灯りのもとで、何度もやり直しました。
私の手には余る大作でした。

イイギリの実

10月の初め、大きな木に赤い実がいっぱいなっているのに、小鳥たちが見向きもしないのを不思議に思ったのはイイギリでした。
葉を落とした木に、取り残されたままの実がたくさん残っているのは不思議な光景です。
植物は、きれいな花を咲かせ、甘い蜜を出して花粉を運ぶ虫たちを集め、小鳥が実を食べると種が運ばれるものと思っていました。それなのに、豊かな実を食べる小鳥がいないのは、不思議でした。イイギリは、毒のある植物とも聞きません。
ネットで調べてみると、イイギリの赤い実に小鳥が集まらないのは、周知のことのようでした。でも、ムクドリやカラスが貪るように食べることがある、とも書いてありました。コトリは「食べ頃」を知っているのでしょうか。
豆のような実は、薄い皮をかぶっています。皮をむいても乾燥した豆の形でした。