冬でも咲いています。

冬将軍がいすわっいて、予想最高気温を見ては「ワー、昨日よりも寒い」とか「ちょっとだけマシね」とか思う毎日です。
毎朝、パンジーやヴィオラは萎れていて、日がさすにつれて元気を取り戻しますが、ローズマリーは霜の朝にも凛と咲いています。
ローズマリーの花の時期は、秋から春にかけてなのですね。なんだかいつでも咲いているようで、でも、他の花が賑やかな頃には咲いていないな、くらいに感じていました。
秋に植えたアリッサムやヴィオラは、冬の間もずっと花をつけることを期待してはいるのですが、それでも身が縮むほど寒い外気の中で花を咲かせ続けていてくれるのには感心してしまいます。
ロベリアも頑張ってくれていますし、窓の外に置いたままの母の日のカーネーションの鉢に花が続き、まだつぼみが付いているのには驚いています。

猫のチャコ

年末から、お隣さんにチャコが来ています。
お母さんが旅行するときなどにも、しばらく滞在しているので、この辺りにもすっかり慣れてきたようです。
地続きの家の庭は、彼女のテリトリーになったようで、私と鉢合わせをしても逃げなくなりましたし、窓越しに「チャコちゃん」と声を掛けるとニャーと答えてくれるようにもなりました。
庭に入って騒がしく鳴いている近所の猫に、チャコが「気に入らないわ、アンタ出て行ってよ!」と言わんばかりに、細く高い声で対抗していました。思わずチャコに加勢して、ガラス越しでしたが侵入猫を睨んで追い帰してしまいました。
猫が集まって勢力争いをするときの鳴き声が苦手です。猫は、チャコちゃんがときどき日向ぼっこに来るくらいがちょうどいいのかな。
猫よりも小鳥が集まってくれる方がうれしいです。
メジロがさかんに鳴いていたので、そっと写して拡大してみました。忙しく首を動かして、お食事中だったようです。

私のスヌード

シンプルなグレーのスヌードを着こなせるほど若々しくないので、イタリア製のきれいな色の毛糸を選びました。
赤い色がほしいし、紫も使いやすそうですし、青もキレイです。
欲張って3色とも求めて、気ままに編みつなぎました。
手持ちの地味な紺色の服も、これで再活用できそうです。

あけましておめでとうございます。

温暖なこの地も、風が吹き荒れる年明けで夜分には湿った雪がびしょびしょと降り積もっておりました。
風が止んだ朝、スズメの大合唱で目が覚めました。コゲラもきて、オリーブの木をコツコツしていたのに違いないのですが、窓に触れただけで逃げてしまうでしょうから、そっと聞き耳を立てるだけで我慢しました。それにしても、ピィーッピィーッというヒヨドリの鋭い鳴き声は、いかにも食いしん坊に聞こえます。山茶花の蜜は甘いのでしょうか。「メジロさんようこそ。ヒヨドリなんかに負けないで!」と声を掛けたくなります。
白い山茶花の根元は、アールが木陰の冷たい地面を楽しむスポットでした。(ゴミや小虫が尻尾につくのはイヤだったのですが。)白い山茶花は、なんとなく「アールの木」。今年も大きな花をつけてくれています。

選ばれるのは?

友だちに会ったときにフェアアイルのショートケープを着ていたら、「私にも編んでほしい」と言われました。
好みの色の組み合わせを聞くと、「薄紫と白、それにブルーの濃淡とピンクくらい。」とのことでした。
中学生の頃からの気心のしれた仲ですが、身につけるものの好みはまるで違います。私が「これがいい」と思うものは彼女の好みではないかもしれない・・・と思うと、あれこれ配色に迷い、試し編みを繰り返しました。どれが選ばれるのか、このつぎ会うときのお楽しみです。

スヌードの編み方

ハマナカ・ソノモノ、アルパカウール#48(グレーと白の混じり糸)を6玉使いました。
緩めに編む方がしなやかさが出るので、15号針を使いました。
編み始めは別糸の鎖を50目拾います。(裏1目・表6目を7回繰り返し、裏1目で終わる)
4段と12段間隔の6目の縄編みを1目の裏編みを挟んで8段ずらして交互に繰り返します。
145cmを目安に好みの長さまで編みます。
編み始めの作り目の鎖をほどきながら編み針に取り、編み終わりとメリヤスはぎしてでき上がりです。

スヌード(輪になっているマフラー)

スヌードというのは、決して新しい物ではないようですが、今年の流行アイテムとしてファッションショーにも登場していましたし、デパートにも並んでいます。
目新しくて、ファッショナブルなだけでなく輪になっているものを首に掛けるのですから、するりと落ちてしまう心配がないのがいいですね。
マフラーは二重に巻いていたはずなのにハラリとほどけていたり、「おやっ」と思ったら「していたはずのマフラーがない」・・・今きた道を引き返してたどり、運よく見つかったときのほっとした気分は焦って探し回った疲れを忘れさせてくれますよね。
アルパカウールのグレーと白の混じり糸で、アラン編みのスヌードを編みました。
つややかなアルパカウールの、ゆったりとした雰囲気の温かいスヌードになりました。

宿根ロベリア

今朝も、霜で屋根が真っ白でした。咲き続けていたインパチェンスもしおれてしまいました。
夏の暑さにすっかり参ってしまったロベリアは、涼しくなって少し元気を取りもどしてくれました。
ロベリアは好きな花なのですが、宿根草のはずなのにいつも夏の終わりには消えてしまっていました。今年も初夏まではよく咲いていたのに、5株のうち2株は枯れてしまいました。暑さに弱いだけでなく相性が悪いような気がします。ようやく復活した株もかろうじて生き残った感じです。
でも、春よりも葉は大きく色こく、寒さにめげずに今も花をつけています。

フェアアイルのマフラー

カラフルな毛糸を手に入れて、着てみたい色合いに作りたいと、いろいろ試してみました。
色を選ぶのは、とても楽しいのですが、とても難しいと痛感します。
私をフェアアイルの虜にしたのは、風工房さんの本に載っている作品の色合わせの魅力だったのですから、本のとおりに編んでみることにしました。
帽子を編んでみて、色の取り合わせをもっと習いたと思い、挑戦したのがこのマフラーです。
本の写真を見て「いいな」と感じて選んだのですが、一針一針編んでいくとそれぞれの毛糸の色がじっくりとしみこむように感じます。夜は多色刷りの本の色を識別しにくくて、ちょっと間違ってしまったところもあります。でも、習作ながら「いいマフラーができた」と思います。
どこかでどなたかに愛用していただけたらいいなと思います。

輪編み針ケース

輪に編むときだけでなく、少し大きく平らに編むときにも、輪編み針を使うことが多くなりました。
4本の針を持ちかえるのが億劫だったり、長い針はうっとうしく重く感じたりするのです。
愛用するようになって、輪編み針がだんだん増えてきました。初めは、箱に入れていたのですが、竹の針が長いプラスチックのコードでつながっている輪編み針は、勝手気ままな方向を向いてもつれ合います。伝票を分類して保管するためのケースを使ってみたこともあるのですが、紙を整理するためのものと竹の針の相性はしっくりしませんでした。
今、私の輪編み針たちは、しっくりと心地よいケースに納まっています。優しい花柄のリネンのポケットの中で、出番が来て活躍するのを待ってくれているようです。