毛糸選び

編み物の仕上がりは 毛糸に大きく左右されます。色も風合いも毛糸で決まるのですから。

アクリル毛糸は軽くて色鮮やかですが、100%ウールにこだわりました。色もシックにオシャレを目指しました。でも、毛糸を求め始めたのは夏で、サマーヤーンはあるものの毛糸は品薄でした。秋冬の毛糸が出るのを待っていました。毛糸屋さんに行っては、がっかりしていましたが、ようやく この秋の流行色も取り入れて、今 楽しく編んでいます。

一番よく使う毛糸の洗濯テストもしてみました。オシャレ着洗剤を使って洗濯機のソフト洗いを5回繰り返してみました。少し硬くなっているのは、気に入って ひとシーズン何度も洗って着たウールのセーターと同じ感触です。

犬のセ−ターを編む

はじまりは、ちょっと寒がりなチワワに手編みセーターがほしいという、高校来の友だちからの電話でした。うちの子・アールは グレート・ピレニーズ、チワワのサイズは見当もつきません。見本のセーターを借りて作ったものの、大き過ぎました。

着やすいセーターが作りたくて、首周り 胴回り 足の太さ 前足の間隔など、細かく採寸してもらいました。採寸どおりに作っても着心地のいいものにはなりませんでした。試しに アールのセーターも編んでみました。肩の骨組みや前足のつき方を確かめて、これならば……と思ったのに、窮屈なところがまだありました。毛が深く、カラーはライオンの鬣のように厚いアールでは、首から肩のラインが見えなかったのです。

やっと 形もできました。ひと針ひと針、手間をかけるのですから、毛糸も吟味しておしゃれなセーターにしたいと思っています。