アメリカフウロ

img_1898まだ刈り込まれていない土手で、ハイアオイの傍に広く生えていました。
急に暑く感じられる日差しの中で、ぽつぽつと目立たない花をつけていました。
オランダフウロのピンクの花は、草の陰でも目を引くのに比べると、同じフウロソウ科の帰化植物でも、こちらは観賞用にはなりそうもありません。
フウロソウ(風露草)とは、「むかしから下痢などの薬として使われ、飲めばすぐ効くということから、『現の証拠』と名づけられた」というゲンノショウコのことのようです。
img_1899北アメリカ原産のアメリカフウロ、ヨーロッパ原産のオランダフウロ、、地中海沿岸原産のジャコウオランダフウロ(観賞用に栽培もされている)、薬用に利用されているのは、むかしから日本で使われているゲンノショウコだけなのでしょうか。
アメリカフウロは、「太平洋諸島やアジアに帰化している。・・・昭和になってから日本に帰化し、現在では、東北地方以南に広く発生するようになった。」と解説されています。土手の上のかなり広い範囲に生えていたので、丈夫な草なのでしょう。

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