日差しが強くなって目立つようになったブタナ(タンポポモドキ)の仲間かと思ったのですが、ひとまわり小さく、花の形も違います。見るからにたくましいブタナよりは可憐に感じます。
似ている花は多いのですが、どうやらオオジシバリのようです。ジシバリは、「細長い茎が地面をはって伸び、その途中から根を出して増える様子が、地面をしばるように見える、というのが名の由来」だそうです。
オオジシバリは、「全体にジシバリよりすこし大きめで、高さ20cmほど。やや湿った場所や田の近くなどで普通に見られます。葉はへらのような細長い形です。」と説明されています。
ジシバリもオオジシバリも帰化植物図鑑には載っていませんでした。昔からの日本の野草なのですね。
目につく花のほとんどが帰化植物なので、この花の名前を知りたくて帰化植物図鑑の写真と見比べました。キク科の帰化植物だけで90ページもありました。キクやタンポポに似た花の名まえを調べるのは、もうやめたくなりました。