今日は一日中雨の予報です。
雨の日に庭に出るときには、いつもアールの背中にバスタオルをかけていました。
ローズマリーの枝に引っかかるとタオルがずれてしまうのですが、アールは背中にタオルを広げるのを待ってくれました。
玄関にバスタオルを用意しておいて、家に入る前に足の肉球の間までていねいに拭いていました。若い頃は、ブルッと水を払って人間がずぶ濡れになりましたが、水を撒き散らすと迷惑するのが分かったのか、拭き終わるまでちゃんと待ってくれるようになっていました。
雨の日も、小降りになるタイミングを見計らって散歩していました。身体に合うレインコートがなかったので、傘に入れてやるのですが、アールは雨などお構いなしに、ガッシガッシと歩きました。
梅雨どきはアールの皮膚病が悪化する時期でした。除湿機もアールのためでした。
暑さに弱いアールに合わせて、室内の温度を調節していたので、いつの間にか26度前後の温度変化には敏感になっていました。
数日前、ふと気づくと室温が28度になっていました。
いつもアールを見ていたのに、手を伸ばしてもアールに触れることができなくなり、アールのまなざしや動きを気にかけることがなくなっていることを寂しく思います。