カサブランカ

img_2056重い空気がそのまま雨になったような朝、カサブランカが開きました。大きくて白いアールの花、と育てました。
温暖化が進んでいるのか、亜熱帯みたいになってきているような気がします。img_20573アールがこの蒸し暑さから逃げ出せて、ほっとします。
元気がなくなり、どんどん痩せて肝臓癌が疑われ、「アールがこのまま死んでしうのはイヤだ!」と思ったのは、7歳になった冬でした。
8歳の夏には、何も食べられなくなってどんどん衰えてしまうのを見て、「このまま衰弱させられない」と思いました。すっかり被毛が抜けてやせて細くなった身体があらわになったときには、「このままじゃイヤだ!」と思いました。
アールは、何度も願いに応えて回復してくれました。精一杯願いに応えてくれました。そして、子犬のようにやわらかくふわふわの毛を取り戻してくれました。
「最後まで自分の足で歩いて」と祈ったとおり、私の手元を離れるときは、重い足取りで一歩一歩と振り向きもせず歩いていきました。

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