雨にぬれて薄紫色の花を咲かせています。
何年も前の秋、青紫の実が少女のころ夢中だった「紫の上」の名なのを知って、小さな鉢を求めました。鉢のまま土に置いたら、鉢底から根が伸びて大きく育っています。
ムラサキシキブは、野草図鑑には「3mmほどの小さな、美しい紫色の果実がたくさん付きます。山や野に生える高さ2~3mの低木で、葉のふちに細かいギザギザがあります。花は初夏に咲きます。仲間のコムラサキは庭によく植えられ、葉の上の方だけにギザギザがあります。」と説明されています。
図鑑の写真は、葉のつき方も実のつき方も違っているので、家にあるのはコムラサキなのかもしれません。丈も1mをすこし超えるくらいです。枝が長く伸びるので、思うまま伸びる前に切られていますから、もっと大きくなりたいのかもしえませんが。