くぎ煮

2月末から3月初めが、いかなごの時季です。
昼過ぎには、いかなごを炊く特有の匂いがただよってきます。
スーパーでは、入荷時刻が表示されて、1kgずつパックされて店頭に並べられるのを行列を作って待ちます。30分もない待ち時間ですが、見ず知らずのもの同士の情報交換の場で、人により炊き方は面白いほどさまざまです。
レジでは、いかなごを入れた籠に前後はさまれた人が、友だちらしいレジの人に、いかなごを炊かない言い訳をしていました。
運良く、前日より300円安くなった日に買うことができました。日を追って、いかなごは大きくなり、値段も下がるのですが、今年は急なこの寒さのせいか、また、400円も値上がりしていました。
去年は、不漁で価格が2倍になったので、くぎ煮は作りませんでした。暖冬の影響だったようです。
限られたこの時期だけに獲れるイカナゴ、気候(海水温?)にとても敏感に左右されるようです。旬だからこそ、手ごろに美味しくいただけるのだと痛感します。
いつまでも、この季節の風物詩を味わい続けたいと願います。

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