寒い朝は アールはなかなか起きてこなくて、散歩にでるのは9時過ぎになります。風もなく霜も解けて ぽかぽかと日のあたる畑の中を歩くうちに、厚い手袋を脱ぎ ネックウォーマーも外したくなります。ゆっくりゆっくり歩くアール。「こんなに遠くまで来るなら もっと早く歩いてよ」と思いながらも、アールと過ごす ぜいたくな時間です。
ヒバリがさえずり、トンビがゆるやかに弧を描いていました。 空を見上げて 気を許しすぎました。アッとリードを引いたのですが アールはセンダン草の中に突っ込んでいました。1センチあまりの針状の種の端はかぎ状になっていて 毛に絡み、針はチクチク突き刺さるのです。
家に帰ってから ブラッシングです。肉球の間にはオナモミも入っていました。散歩とブラッシングと皮膚病の薬塗りで 午前の時間は過ぎてしまいました。


アールは 今 食欲も充分。最近の餌は寒のサバとブリのカマがメインです。野菜を食べやすくするために 冷凍のラムの細切れ肉少々と一緒に炒めて 加えているのですが、ラムだけ残すようになりました。
昨日の朝 初めて出会ったピレ君は、8歳で家から5分ほどのところに住んでいました。アールも もうすぐ8歳なのですから、8年近くご近所にいながら 知らずにいたのです。じつは もっとたくさんピレさんがいるのかもしれませんね。
毛糸の小物の中で 一番ポピュラーなのが帽子ですが、顔や髪型と同じように 自分のこだわりがはっきりあるのが帽子です。顔に髪がかかるのがいやな私は、帽子もぴったり頭にフィットするものが好きでが、たっぷりした帽子を目深に被るのが 今どきのモードのようですね。自由に自分にあった被り方ができるように工夫したのが 冬の華シリーズの帽子です。
糸を買ったけれど 急な事情で編めなくなった、と譲り受けた毛糸です。年上で個性豊かな方が選んだ糸はシルク混じりの地味な色、思いっきり手の込んだ模様編みにしました。襟を工夫してボリュームを補いました。私の会心作です。見た人の記憶に残らないような地味なセーターですが、スカーフやベスト、派手なアクセサリー、と着こなせるので、出番が多いセーターです。かけた手間を思うと洗濯機には放り込めなくて、手洗いを続けて20年間。いまだに現役です。「もういいわ」と愛着が薄れて手入れの手間を省くときが セーターの寿命なのでしょうね。
本に載っていたセーターは 黒地につぼみのバラが散っていたのを 地色を薄紫色に変えて編みました。 地色が変わると、刺繍のバラの色も変えなくてはなりません。刺繍用の毛糸を必要な色数の倍くらい買ってきて セーターの上に並べて色を決めました。 明るくてきれいなセーターになりました。 白いスカートと組み合わせて「お出かけ用」にしていたのですが、古くなったし 家の中でこそ明るい色を身に着けようと普段着にして頻繁に洗うようになりました。 初めのうちは 手洗いしていたのに、いつか洗濯機の弱洗いに放り込むようになると、一気に縮んでしまいました。もう着られないのですが、タンスの底で眠っています。
アールができるのは、「おすわり」と「ふせ」と「まて」だけです。「おて」もできません。特技といっても 教えた芸ではありません。
日曜日の朝、吹き荒れる風に雪も混じる中、初めてセーターを着せて散歩に出かけました。「また モデルかな。」嫌がらずに着てくれたものの、ちょっと戸惑い勝ち。ゆっくり歩く足取りが 気取っているようにも見えます。