5週間経ちました。

img_1238-16月5日、信頼する獣医さんに「肺炎」と診断されたとき、「手放して入院させたら、アールは頑張ることを諦めてしまう」と思いました。でも、酸素吸入をして、変化する病状に合わせて点滴の薬を調整して治療していただくには入院しなくてはなりませんでした。
「治してくださる」と信じたことを、アールに伝え切れなかったのだと思うのです。「なぜ、一緒に連れて帰ってくれなかったの?」「呼んだのに、傍にいてくれなかった。」というアールの声が聞こえそうです。
アールだって若い頃はちゃんと留守番できたし、聞き分けのいい子でした。でも、3年前に病気して以来、心配でひとりで置いておかなくなり、具合が悪いときには夜中も付き添っていました。最近では、姿を見失うと「ワフ」と呼んで確かめるようになっていました。
検査のために病院に預けると、落ち着かずに騒いだそうです。家に連れて帰れる方法はないか考えたのですが、治療をうけるには入院しなくてはなりませんでした。アールと私たちの限界だったと思うのです。
アールのために敷いたカーペットはすっかり擦り切れてしまっています。「掃除と片付けは嫌い」なんていっていられません。
子犬の頃からの写真を整理してアルバムにしました。下の「Picasaウェブアルバムへのリンク」をクリックするとご覧いただけます。
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アールの想い出

fh040003110年前の3月下旬、愛媛県寒川から瀬戸大橋を渡ってきて、うちの子になりました。
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おとなしくて、いたずらに困らされたことはなかったと思っていたのですが、トイレ用に作った砂場で熱心に植木鉢をかじっている写真を見つけました。
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うちに来たときには膝にのせたり、抱いて頬ずりしていたのに一ヶ月に3kgずつ体重が増えていきました。
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fh000027オスの成犬として群れの頭になりたがる頃、家にいる「赤ちゃん」にも決して逆らってはいけないことを教えられ、無茶をして突進してくる「人間の子」にじっと耐え、そっと遠ざかっていくことを学びました。
fh020020いつも階段の上から玄関を見下ろし、家の人の動向をとらえていました。
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アールは、私にとって歳相応に幸せな10年間を共にしてくれた素晴らしいパートナーで、家族を思う同志でした。
アールの素直なあどけなさが、強くやさしくなることを教えてくれました。穏やかにそっと背中を寄せてくると、あわ立つ胸の思いがすっと吸い取られるようでした。おっとりと大きく白いフワフワの毛は無尽蔵の包容力と慰めの源でした。
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3年前に病気になったときも、手当てに応えるように見事に回復してくれました。とても大きな喜びでした。
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寿命があることは承知していても、「いつまでも」と願わずにはいられませんでした。

24100752アールは「もういいでしょ」といったのだと思うのです。

享年10年5ヶ月

img_13216月6日午前8時、アールが永眠いたしました。
5月25日、満10年5ヶ月の日、拡張型心筋症と診断されました。薬が良く効いて、それからの一週間で胸に溜まった水が抜けて体重は3㎏以上減りましたが、足腰もしっかりと歩けるようになりました。
6月に入って、食欲が落ち元気もなくなり、嘔吐するのでポカリスウェットだけでも飲ませたいと思ってもアールは嫌い、6月5日に診察を受けたときには「肺炎」と診断されました。体重は元気なときから10㎏減っていました。病院に連れていき検査を受けるとアールは消耗します。この日も、診察が終わったときには呼吸が苦しそうで、酸素吸入も点滴もしてあげられない家に連れて帰れず、最良の治療を受けさせるために入院させました。
翌6日朝、容態急変の連絡を受けました。
「自分の足で歩き続けなさい」という言葉どおりに、最後まで自分の足で歩きました。

3キログラム減!

一週間分の薬がなくなったので、アールを獣医さんに連れていきました。体重を量ったら、3㎏以上減っていたのでびっくりしました。胸に溜まっていた水が減ったので、体重も減ったそうです。
3㎏の水が胸に溜まっているのを想像してみると、「苦しかっただろうなぁ」と思います。この一週間の間に、アールは自分で立ち上がれるようになりました。薬が効いているのを目の当たりにすると、またもう少し一緒に仲良く暮らせそうな気がしてきました。
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アールの薬が増えました。

散歩の距離も短くなり、調子に乗って歩くと動けなくなってしまうアール。 家の中でも足を踏みしめられずに滑って転び、そのまま立ち上がれなくなることも増えました。
獣医さんに「少し調べてみましょう」と言われ、レントゲンを撮りました。胸に水が溜まっているのがわかり、超音波で調べることになりました。検査の結果、拡張型心筋症といわれました。ドラマの名医が華麗にバチスタ手術をする、あの心臓の病気です。アールには、今までだって十分たくさん薬を飲ませていたのに、またまた薬が増えました。 暑さに気をつけて安静にするように注意を受けました。
散歩の楽しみも減りましたが、アールが滑る玄関周りの床にコルクを張って家の中を少しでも快適に過ごせるようにしました。 コルクの床材をホームセンターで求めたら、ペット用品のカタログの四分の一の価格でできました。

アールの朝寝

200905030746暖かくなってきたからか、明るくなる時刻が早くなったからか、アールも早く目を覚ますようになりました。 でも、人間が起きだすのを見ると安心するのか、餌も食べずにまた寝てしまうことも多い昨今です。
晴れて日中の気温が高くなる日が続いたとき、目覚めてすぐ、朝の公園まで行きました。 散歩のはずなのに、アールは、ただ木の陰に座ったままでした。 静かで空気の冷たい早朝の散歩を復活させたいものです。

お散歩日和

2009043016501「寒さには強いはず」と獣医さんには言われるのですが、ちょっと気温が低い日が続いた間、アールはお腹をこわし毛布にくるまり、お散歩もパスしていました。
「まだ、歩かないかもしれないな。」と思いながら散歩に連れ出してみたら、久しぶりに公園の一番奥まで足を伸ばしました。 ずいぶん久しぶりのことでした。
アールと歩くとうれしくて、ツツジのピンクがひときわ鮮やかに見えました。 つがいのコゲラも睦まじそうでしたし、リリロ・リリロ・チュリリリと鳴きながら飛んでいたカワラヒワもさわやかな風と戯れているようでした。
一回りしたアールは、つまずいて転んだ石畳の上にそのままごろんと寝てしまって「もう動きたくない。」

八重桜の公園

200904201608_2アールの足腰の衰えが気になり、少しでも歩かせたいのですが、頑固なアールは散歩も一回しか行かない日が増えました。 一昨日、久しぶりに「車で連れて行って」とアピール。 「今日は歩いていく」と言っているのに、意思が伝わっていないと思うのか、何度も「車で…」と頑固モードになったのですが、 「お休みの日は込んでいるからダメ。 アシタね。」と説得しました。
「明日」と言う意味はわからないのでしょうけれど、アールにとって「アシタ」は、「アールの言い分はわかったよ。」ほどの意味として伝わっているのでしょうか。
約束なので、アールを車で公園に散歩に連れて行きました。 ソメイヨシノは小さな葉が出て薄緑色でした。 落ちていたガクがアールの足にいっぱいつきました。
もう、満開の八重桜の花が重そうでした。 ツツジもハナミズキもフジも咲いていました。 お隣の庭には風にも負けずに緋牡丹が咲いています。 桜の後、こんなに一気に花盛りになっていたかしら。 「今年は桜が早い」と騒がしかったにしては、桜満開の入学式だったとは思うのですが…

アールの体調管理

img_13461その時の体調で、食欲も散歩の意欲も変わるので、アールの様子を見てアールに合わせているのですが、「わがまま」と感じるほど、言葉も使わないのにさまざまな意志を伝えてくるアールです。 家の外に出たいけど散歩には行きたくない、「今してほしいのはブラッシングだ」と、ゴロンと横たわる場所と体型で表現。 そろそろ換毛期なのですね、いつもの3倍くらい毛が抜けました。
他の薬を与えた30分後に飲ませなくてはならないお腹の薬は、つい忘れてしまいます。 でも、アールはちゃんと要求するのです。 「アッ、忘れてた」と気付かせる独特の動きをしてみせます。
微妙なバランスで体調を維持しているアールですが、寒さに敏感で薬を忘れず、寝る前の吸入の習慣を守る「アールの自己管理」の賜物です。

春の公園

img_1343暖かくなってきたので毛布はいらないかしら、と思ったら、「コホッ」と軽く咳払い、毛布にくるまれて寝たいという合図です。 冬の間、夜中に冷えてくると、「コホッ」と軽く咳をするので毛布をもう一枚掛けそえていたことから、軽く咳をすることが、「毛布がほしい」という合図になったようです。
行きつ戻りつしながらも、春は一歩ずつ近づいてきました。
久しぶりに池のほとりの公園に行ったら、春の花がいっぱいで、サクラの蕾もふくらんでいました。 目の前をさっと飛び過ぎたのはツバメでしたよ。
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