6月6日午前8時、アールが永眠いたしました。
5月25日、満10年5ヶ月の日、拡張型心筋症と診断されました。薬が良く効いて、それからの一週間で胸に溜まった水が抜けて体重は3㎏以上減りましたが、足腰もしっかりと歩けるようになりました。
6月に入って、食欲が落ち元気もなくなり、嘔吐するのでポカリスウェットだけでも飲ませたいと思ってもアールは嫌い、6月5日に診察を受けたときには「肺炎」と診断されました。体重は元気なときから10㎏減っていました。病院に連れていき検査を受けるとアールは消耗します。この日も、診察が終わったときには呼吸が苦しそうで、酸素吸入も点滴もしてあげられない家に連れて帰れず、最良の治療を受けさせるために入院させました。
翌6日朝、容態急変の連絡を受けました。
「自分の足で歩き続けなさい」という言葉どおりに、最後まで自分の足で歩きました。
3キログラム減!
一週間分の薬がなくなったので、アールを獣医さんに連れていきました。体重を量ったら、3㎏以上減っていたのでびっくりしました。胸に溜まっていた水が減ったので、体重も減ったそうです。
3㎏の水が胸に溜まっているのを想像してみると、「苦しかっただろうなぁ」と思います。この一週間の間に、アールは自分で立ち上がれるようになりました。薬が効いているのを目の当たりにすると、またもう少し一緒に仲良く暮らせそうな気がしてきました。

アールの薬が増えました。
散歩の距離も短くなり、調子に乗って歩くと動けなくなってしまうアール。 家の中でも足を踏みしめられずに滑って転び、そのまま立ち上がれなくなることも増えました。
獣医さんに「少し調べてみましょう」と言われ、レントゲンを撮りました。胸に水が溜まっているのがわかり、超音波で調べることになりました。検査の結果、拡張型心筋症といわれました。ドラマの名医が華麗にバチスタ手術をする、あの心臓の病気です。アールには、今までだって十分たくさん薬を飲ませていたのに、またまた薬が増えました。 暑さに気をつけて安静にするように注意を受けました。
散歩の楽しみも減りましたが、アールが滑る玄関周りの床にコルクを張って家の中を少しでも快適に過ごせるようにしました。 コルクの床材をホームセンターで求めたら、ペット用品のカタログの四分の一の価格でできました。
アールの朝寝
暖かくなってきたからか、明るくなる時刻が早くなったからか、アールも早く目を覚ますようになりました。 でも、人間が起きだすのを見ると安心するのか、餌も食べずにまた寝てしまうことも多い昨今です。
晴れて日中の気温が高くなる日が続いたとき、目覚めてすぐ、朝の公園まで行きました。 散歩のはずなのに、アールは、ただ木の陰に座ったままでした。 静かで空気の冷たい早朝の散歩を復活させたいものです。
お散歩日和
「寒さには強いはず」と獣医さんには言われるのですが、ちょっと気温が低い日が続いた間、アールはお腹をこわし毛布にくるまり、お散歩もパスしていました。
「まだ、歩かないかもしれないな。」と思いながら散歩に連れ出してみたら、久しぶりに公園の一番奥まで足を伸ばしました。 ずいぶん久しぶりのことでした。
アールと歩くとうれしくて、ツツジのピンクがひときわ鮮やかに見えました。 つがいのコゲラも睦まじそうでしたし、リリロ・リリロ・チュリリリと鳴きながら飛んでいたカワラヒワもさわやかな風と戯れているようでした。
一回りしたアールは、つまずいて転んだ石畳の上にそのままごろんと寝てしまって「もう動きたくない。」
八重桜の公園
アールの足腰の衰えが気になり、少しでも歩かせたいのですが、頑固なアールは散歩も一回しか行かない日が増えました。 一昨日、久しぶりに「車で連れて行って」とアピール。 「今日は歩いていく」と言っているのに、意思が伝わっていないと思うのか、何度も「車で…」と頑固モードになったのですが、 「お休みの日は込んでいるからダメ。 アシタね。」と説得しました。
「明日」と言う意味はわからないのでしょうけれど、アールにとって「アシタ」は、「アールの言い分はわかったよ。」ほどの意味として伝わっているのでしょうか。
約束なので、アールを車で公園に散歩に連れて行きました。 ソメイヨシノは小さな葉が出て薄緑色でした。 落ちていたガクがアールの足にいっぱいつきました。
もう、満開の八重桜の花が重そうでした。 ツツジもハナミズキもフジも咲いていました。 お隣の庭には風にも負けずに緋牡丹が咲いています。 桜の後、こんなに一気に花盛りになっていたかしら。 「今年は桜が早い」と騒がしかったにしては、桜満開の入学式だったとは思うのですが…
アールの体調管理
その時の体調で、食欲も散歩の意欲も変わるので、アールの様子を見てアールに合わせているのですが、「わがまま」と感じるほど、言葉も使わないのにさまざまな意志を伝えてくるアールです。 家の外に出たいけど散歩には行きたくない、「今してほしいのはブラッシングだ」と、ゴロンと横たわる場所と体型で表現。 そろそろ換毛期なのですね、いつもの3倍くらい毛が抜けました。
他の薬を与えた30分後に飲ませなくてはならないお腹の薬は、つい忘れてしまいます。 でも、アールはちゃんと要求するのです。 「アッ、忘れてた」と気付かせる独特の動きをしてみせます。
微妙なバランスで体調を維持しているアールですが、寒さに敏感で薬を忘れず、寝る前の吸入の習慣を守る「アールの自己管理」の賜物です。
春の公園
暖かくなってきたので毛布はいらないかしら、と思ったら、「コホッ」と軽く咳払い、毛布にくるまれて寝たいという合図です。 冬の間、夜中に冷えてくると、「コホッ」と軽く咳をするので毛布をもう一枚掛けそえていたことから、軽く咳をすることが、「毛布がほしい」という合図になったようです。
行きつ戻りつしながらも、春は一歩ずつ近づいてきました。
久しぶりに池のほとりの公園に行ったら、春の花がいっぱいで、サクラの蕾もふくらんでいました。 目の前をさっと飛び過ぎたのはツバメでしたよ。

ヒイラギの花
家に入ろうとする時、ほのかな香りにヒイラギの花が咲いたのに気付きます。 近づいてみると、レモン色のスズランのような可憐な花房です。 写真に映したかったのですが、白いアールの陰で背景に溶け込んでしまうような静かな花です。
春先は気だるいのか、朝の餌も食べずに午前は寝て過ごすアールです。 ちょっと心配でマグロの切り落としを買ってきたら、むっくり起き上がりました。 マグロは調子が悪い時の特別メニューで、元気になると「ドライフードが自分の餌」と決め込んでいるふしのあるアールなので、少し調子がよくないのかもしれません。 それとも「大事にしてもらえている」という満足感が食欲につながるの?
「歳をとってきたからか、だんだん頑固で我がままになってくるみたいです。」と獣医さんに言ったら、「そう、人間と同じね。」ですって。 
カウチンセーターの毛糸
手編み工房*MOKO*を始めた頃、駅前の毛糸やさんの店頭にサービス品として積まれていた純毛極太毛糸を見つけ、アールにカウチンセーターを編んでみようと思いました。 自然のままの羊の毛色と撚りの甘い毛糸の風合いはカウチンらしい仕上がりになりました。 今までの*MOKO*のカウチンは、同じ毛糸を捜し求めて買い溜めておいたもので編み、サービス価格でご提供できていました。
手持ちの毛糸を全部編んでしまったので、カウチンセーターのための新しい毛糸を探すことにしました。。 ワンちゃん用には、本物のカナディアンカウチンヤーンでは太すぎます。 でも、自然のままの毛色と風合には妥協できません。
やっと出会ったのが、アルパカ混の毛糸です。 「ミラバケッソ」のCMで癒し系アニマルとして人気急上昇のアルパカは、毛色も豊富でつややかで、毛糸は軽くて温かです。 今までのカウチンセーターよりも材料費がかさむので価格は高くなりますが、自然派のセーターとして*MOKO*に登場します。

