秋の散歩

家にいるのは好きですが、気持ちのいい秋空に誘われて、おにぎりを持って散歩してきました。
公園の柿の葉は、秋の色に光っていました。
家のお弁当の一番人気は、野沢菜でくるんだ筋子おにぎりです。
鱒でも鮭でも、筋子ならOK。
おにぎりがリュックの中で揺すられて、おにぎりの中の筋子がつつぶれて、つぶれた筋子がご飯にしみこんでも、野沢菜の葉っぱがしっかり包んでくれます。海苔で巻いたのでこうはいきません。ただ、野沢菜の葉っぱのスジの方向をよく見てからかじりつかないと、うまく噛み切れなくて四苦八苦することがあります。
通過したのは稲美町、黄金色の稲田が広がっていました。

秋のロベリア

毎年、夏の間に消えてしまったいたロベリアが、今も咲き続けています。あまり手入れできなかったのに、うれしい驚きです。
涼しくなってローズマリーも咲き始めました。ローズマリーとロベリアは花の色も大きさもよく似ていますが、やっぱりちょっと違います。

冷んやりした朝の空気を乱すギャギャギャギャッというけたたましい声に窓の外を見ると、チャコちゃんが首を下げ、明らかに何かを狙っています。視線をたどると、イタチがいました。生垣の下に潜むイタチと、じっと狙うチャコちゃん。イタチは逃げるときにはギャギャギャッと声を上げます。勝手口を開けてのぞいても見向きもせずに、しばらく鬼ごっこを続けていました。静かになったので様子を見ると、チャコちゃんはお家に帰って、それでもまだ辺りを探し回ってい入るようでしたので、鬼ごっこは必死で逃げるイタチに軍配が上がったようです。
20mほど離れたところに用水路があるのですが、こちら側には家が並んでいるのに、イタチがよく走り抜けるようです。バスの中から車を縫って通りを渡るイタチを見たこともあります。
チャコちゃんとイタチとの鬼ごっこを見たことをお隣さんに話していたら、チャコちゃんは「余計な告げ口しないで」と言わぬばかりの目で見ていました。

秋ですね。

回覧板を届けに行ったら、玄関前のキンモクセイに花がついていました。
家のキンモクセイは?と見に回ると、同じように花が咲き始めていましたが、まだ香りは強くありません。
ムラサキシキブの枝が伸びて白いランタナと絡んでいました。どの角度から撮ろうかとカメラを構えていたら、ニャーォ「私を無視しないで」と、お隣のチャコちゃんに声をかけられました。
日向ぼっこ中のチャコちゃんに挨拶すると、美猫を自負してか、端正に座りなおして相手をしてくれます。チャコちゃんも・・・とカメラを向けると、ニャーォ「肖像権の侵害よ」と言わぬばかりに逃げてしまいました。

眼鏡入れ(?)

ロベリアもヴィオラも、なぜかブルー系の花を集めてしまいます。
20cmしかないのに何かに使いたいと思ったこのチロリアンテープもブルーの花でした。
いつも持ち歩く眼鏡ケースは、よく開閉するためバネが痛んできたのか、ギシギシ音を立てるようになったので、眼鏡入れが欲しいと思いました。

眼鏡を保護するようにテープの周りはしっかりと細編みにしました。裏には、レンズが痛まないようにデジタルカメラが包まれていた布を使いました。でも、やっぱり眼鏡は硬いケースに入れたほうが安心なような気もします。
裏地布のせいでカメラケースになってしまいそうです。

おばあちゃんの巾着袋

モクレンの花なのか洋梨のデザインなのか、オレンジ色と朱色の刺繍が鮮やかな幅広のチロリアンテープは巾着袋にして母に届けました。
いつもポケットに折り紙やティッシュをいっぱい詰め込んでいた母に小物入れを届けたら、薄紫の小花模様が気に入ったのか、いつも手首にかけて持ち歩いていました。細い手提げ紐がとうとう切れてしまったので、代替わりの巾着袋です。
目立つように、紐と縁飾りもはっきりした色にしてみました。

アンティークのチロリアンテープ

友人から譲り受けたチロリアンテープは、とても豪華で、短い切れ端まで大切に保存されていました。
色合いも刺繍も繊細で、鈎針を刺すのがためらわれるようなテープもたくさんあります。
黒い薄地に地味な配色の刺繍をほどこしたテープは、黒い糸をそっと編み入れて携帯ケースにしました。


ピンクの濃淡のバラの刺繍が細やかなテープは、ちょっと長さが足りなかったのですが、巾着袋にしてみました。ありあわせのおにぎりでも、こんな巾着に入れたらオシャレなランチ気分になりそうです。
そっと扱いたくなる繊細なアンティークのテープ、しっかりした裏地がついたら素敵なバッグになりそうです。

携帯ケース

友人から、チロリアンテープをたくさん譲り受けました。
どんな風に何を作ろうか、楽しく迷っています。
手はじめに、細めのテープの端切れで携帯ケースを作ってみました。
幅の広いテープにも、鮮やかな彩のもの、シックな色合いの物などさまざまあります。編みつなぐ糸の色によって雰囲気も変るでしょう。大きな物を手がける前に小物を試作してみたいと思って作りました。

虫の声

息づまるような蝉の音に辟易しておりましたのに、いつの間にか草の中で鳴く虫の声が勝るようになりました。
気ぜわしく過ごしているさまを映すように、庭にも花が乏しくなっています。
お隣さんが撒かれる水をいただけるところにあるロベリアは、かろうじて命をつないでいます。
元気なインパチェンスは、昨年の花から落ちた種から育っています。小石の間から芽を出したニチニチソウの脇のバジルも、トマト料理を美味しくしてくれました。
たくさん実をつけて秋の訪れを告げているムラサキシキブに元気をもらいました。

花飾りのバッグ

もうすぐ、みいちゃんの12歳のお誕生日です。
プレゼントは何にしようかと迷いました。
Naduでみつけたリネンのバッグに、花をいっぱい飾ってみました。使ってくれるかしら。

27個目の蕾

アールのカサブランカの最後の蕾が開きました。
蕾がふくらみきって花弁に隙間ができる瞬間、ふっと強く香ります。
台所に立っていても、開花の瞬間が分かります。
アールのカサブランカは、ほんとうに私の夏休みの間に咲いてくれました。
初めに開いた花は、どんどんしぼんでいって、すこし寂しくなってきています。
香りにひたってくつろいだ夏休みでした。