三日間、よく晴れ暑い日が続きました。
昨夜は、夜干しして「三日三晩の土用干し」を終えました。
優しい色に染まった梅は、ほわっと柔らかで、耳の下がきゅんとするのですが、でもなんとなく甘い香りが広がっています。
紫蘇に染めただけでなく、干すにつれて赤みが濃くなりました。でも、一緒につけて干しているのに色づき具合は一つ一つ違います。梅の実の熟れかげんの違いなのかもしれませんが、色づきだけでなく硬さもしぼみかげんも、一つ一つの梅それぞれです。
何のおまじないなのか知りませんが、仕上げに晩酌の焼酎をおすそ分けして、たっぷり噴霧して壷に収めました。
花手毬
梅雨の間も衰えずに咲き続けていました。
クマツヅラ科バーベナ属なのだそうです。バーベナ(ビジョザクラ)には種類が多いようです。タピアンを良く植えていましたし、道端でよく見かけるヤナギハナガサもバーベナの仲間です。
手入れをしているつもりなのに、枯れてしまう花もあります。丈夫だと思っていたナデシコが消えてしまいました。ヨトウムシをちゃんと退治してあげなかったからか、とちょっと後悔しています。
好きな花なのに、家にはなかなか根付かないのが宿根ロベリアです。今年も白い花の鉢が枯れてしまいました。花屋さんは「翌年もよう咲くのに、あんたんとこはなんでやろなぁ。」というのですが、表の花壇に植えるといつの間にか消えてしまっていたので、今年は鉢植えにしたのですが元気なのは5鉢のうちの4鉢です。
表の花壇にロベリアの天敵でも潜んでいるのでしょうか。イベリスやシクラメンは良く育って長持ちしているのに、ロベリアだけでなくスカビオサもすぐ消えてしまいました。
まぁるいキノコ
朝からよく晴れて、光と影のコントラストのまぶしい朝でした。
たっぷり降った雨に流されたのか、用水路の中に生えていたミズガラシは跡形もなく、流れに負けずに立ち上がっているのはガマのような大きな草でした。
トンボを見つけ、土手の上にはススキが光っていて、季節が変わったのを感じました。
今日ならきっと乾くと、冬のカーペットをざぶざぶ水で洗い、風呂場も気が済むまで掃除しました。
紫蘇に染めた梅も、盆ざるに並べて「土用干し」です。
一息つく前に、室内の鉢にも水をやっていたら、ポトスの鉢に小さくて丸い白いキノコが生えているのを見つけました。
マンデビラ
梅雨明けを待つように、一番初めの花が開きました。
花屋さんでは、ずっと前から「サンパラソル」の名でした。
『花の事典』には、マンデビラの名で、「淡いピンクの漏斗状の花が房状につき、次第に濃いピンクに変化する’ローズジャイアント’や白花の’サマードレス’の名で出回るボリビエンス種などがあり、旧属名のディプラデニアでも流通します。」と書かれています。いろいろな名前を持っている花のようです。
毎年苗を求めてましたが、寒い季節は室内に置いて管理するように書かれています。秋には、葉が茶色になっていたのですが、冬越えさせられるか試してみたいです。
8本のスプーンと。
アールのカサブランカは、最後の蕾一つを残すだけになりました。
開いている花は11輪。初めに咲いた花も、まだ衰えていません。
毎日水切りをするので茎も短くなってきました。11輪の花の重さとバランスをとるために、大きいスプーンを8本茎の下にくくりつけています。
一つ残った蕾はまだ固そうで、12輪揃って咲くのは無理かもしれません。でもゆっくり咲けば、いつまででも花が続きます。
窓を閉めていると香りが漂うのか、想わぬところで気づきます。
紫式部
雨にぬれて薄紫色の花を咲かせています。
何年も前の秋、青紫の実が少女のころ夢中だった「紫の上」の名なのを知って、小さな鉢を求めました。鉢のまま土に置いたら、鉢底から根が伸びて大きく育っています。
ムラサキシキブは、野草図鑑には「3mmほどの小さな、美しい紫色の果実がたくさん付きます。山や野に生える高さ2~3mの低木で、葉のふちに細かいギザギザがあります。花は初夏に咲きます。仲間のコムラサキは庭によく植えられ、葉の上の方だけにギザギザがあります。」と説明されています。
図鑑の写真は、葉のつき方も実のつき方も違っているので、家にあるのはコムラサキなのかもしれません。丈も1mをすこし超えるくらいです。枝が長く伸びるので、思うまま伸びる前に切られていますから、もっと大きくなりたいのかもしえませんが。
トレニア(夏すみれ)


うっとうしい梅雨空にも負けない青色の花を咲かせたのは、宿根這性のトレニアです。
大きな木の鉢の周囲を埋めるのに勧められた花の色が、染みいるようです。
カーポートの横に置いたトレニアもよく咲いています。
スミレに似た愛嬌のある唇形の花ですがゴマノハグサ科だそうです。「サラダの彩りなど、食用花としても利用されています。冷気にあうと葉が赤紫に色づき、夏の花時とは違った風情が楽しめます。」と説明されています。
「夏の終わりに枝先を摘むと、秋にたくさん花が咲きます。」ともあるので、試食しながら秋まで花を楽しみたいと思います。
つぼみが咲いて
アールのカサブランカがつけた12この花のうち、7つ開いています。
壷が小さすぎて倒れないか、心配になるほどです。
「こんなに大きい花も珍しいんじゃない?」
「すごく豪華よね。」
犬バカは、そっと、花まで自慢しています。
イヌタデ
休耕地に茂っていました。すこし大きくて(草丈70cmくらい)、花の色も薄いように思いますが、イヌタデなのでしょうか。
1.5mにもなるオオケタデとかニオイタデとか花の似ている外来種もあるようです。
イヌタデは野草図鑑には、「たくさん集まって付くピンクの小さい花を、子どもが赤飯に見立てて、ままごと遊びに使ったことから、アカマンマとも呼ばれます。高さ20~50cm。道ばたや荒れ地などに生えます。果実ができた後も花びらが残り、果実を包みます。」と説明されています。
オシロイバナ
毎年、同じ場所に咲いているのですが、花の範囲がだんだん広がっています。
むかしから見慣れている花で、この辺りでは畑の畔によく咲いているのですが、野草の本には載っていなくて、『花の事典』の方で見つけました。
原産地は熱帯アメリカとなっています。「コロンブスのアメリカ発見後にヨーロッパに渡った植物の1つ。黒い種子の中身がおしろいのような粉なので、オシロイバナといい、夕方にほのかに香る花を開くのでユウゲショウとも言います。花から5本のおしべと1本のめしべが飛び出ています。」と説明されていました。
「ユウゲショウ」という名がこんなところに出てきました。
『帰化植物写真図鑑』の「ユウゲショウ」の写真は、オシロイバナとは似ていない、今でも昼間に畔で見かける可憐なピンクの花です。この本は、農学博士の先生方が濃作物に害を及ぼす帰化植物という観点で書かれているので、小さい野花の名にはちょっと無頓着だったのかな、と思いました。
でも、オシロイバナは夕方花を開いてそのまま昼間も咲いているのですから、「花は夜咲く」ならば「昼間はしぼむ」と思うのが間違っているのかもしれません。「ユウゲショウ」を庭に移植して観察して確かめるほどの熱意はなさそうです。

