この辺りの道ばたに、うんざりするほど生えているのがセンダン草です。
よく晴れた乾いた日に、マツボックリが大きく開くように、センダン草の種もかすかな風や振動で飛び散ります。そして、一本一本に分かれ、棘となって体中アールの毛にくっつくのです。
毛に紛れ込んだときの痛さは、オナモミに勝り、さっと触れたときにくっつく数はイノコズチに勝ると思います。
この時期には、なるべくセンダン草の少ない道を選んで散歩することにしていました。でも、どこにでも生えているので、アールは「トゲ、トゲ」という言葉を覚えました。だって「トゲ、トゲ」という警告を無視してセンダン草に突っ込んだら、ちくちく痛いだけでなく、「アールったらもう!!」とひどく不機嫌に文句を言われるのですから。
センダン草には、種類も多いようです。この辺りでは外来種のアメリカセンダン草もよく見ます。アメリカセンダン草の茎は褐色がかり、花はちいさい葉のようなガク(?)に取り囲まれています。


畑の道を歩いてみると、いつまでも夏を疲れを引きずってはいませんでした。

アールのカサブランカがつけた12この花のうち、7つ開いています。
重い空気がそのまま雨になったような朝、カサブランカが開きました。大きくて白いアールの花、と育てました。
アールがこの蒸し暑さから逃げ出せて、ほっとします。
今日は一日中雨の予報です。
暑さに弱いアールに合わせて、室内の温度を調節していたので、いつの間にか26度前後の温度変化には敏感になっていました。
日が高くなるとまぶしすぎるので、朝、散歩しました。
アールと歩いていた時間でした。昼間とは空気が違っていて、「ほんとに、風になっている?」と、ふと思います。



